作曲家ハンス・ジマー、スーパーヒーロー映画に復帰!
映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)をもってスーパーヒーロー映画からの引退を表明していた映画音楽家のハンス・ジマーが、再びヒーロー映画の音楽を手掛けていることが明らかになった。
ジマーは、同作に加えて『ダークナイト』3部作、『マン・オブ・スティール』『アメイジング・スパイダーマン2』なども担当。長年スーパーヒーロー映画に携わってきてかなり疲れていたようで、2016年に「今作(『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』)で新たな音楽の言葉を見つけるのは本当に大変だった」とヒーロー映画からの引退の境地に至った理由をBBCに説明していた。
しかし、MTVの「Happy Sad Confused」ポッドキャストに出演した『X-メン:ダーク・フェニックス(原題) / X-Men: Dark Phoenix』(11月2日全米公開)のエヴァン・ピーターズ(クイックシルバー役)が同作について「素晴らしい映画になると思うよ。ハンス・ジマーが作曲しているんだ。これ言ってよかったのかわからないけど」と語ったことで、ジマーの復帰が明らかに。約2年の休憩で、再び意欲が湧いたようだ。
もちろんこの間もジマーはスーパーヒーロー映画以外の作曲は続けており、『ブレードランナー 2049』『ボス・ベイビー』などを手掛け、クリストファー・ノーランと再びタッグを組んだ『ダンケルク』では第90回アカデミー賞作曲賞にノミネートされている。
『X-メン:ダーク・フェニックス(原題)』は、前作『X-MEN:アポカリプス』からおよそ10年後の世界を舞台に、若き日のジーン・グレイ(ソフィー・ターナー)の別人格ダーク・フェニックスに迫る物語。ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルトらおなじみの豪華キャストが続投し、悪役としてジェシカ・チャステインが初参戦している。『X-MEN』シリーズの脚本などを務めてきたサイモン・キンバーグの監督デビュー作だ。(編集部・市川遥)