沢尻エリカ、監督のラブコールに大テレ
女優の沢尻エリカが3日、大阪市内で行われた映画『不能犯』の舞台挨拶に主演の松坂桃李、白石晃士監督とともに登場。白石監督からのラブコールを受けて、思わず大テレする一幕が合った。
『不能犯』は「グランドジャンプ」で連載中の人気コミックを松坂と沢尻の共演で実写化したサスペンススリラー。マインドコントロールなどで次々と人を操り死に追いやっていく「不能犯」の宇相吹(松坂)と、ただ一人彼がコントロールできない女性刑事・多田(沢尻)の戦いを緊張感たっぷりに活写する。
節分の日にちなんで、この日の舞台挨拶はキャストと監督が客席から豆をまきながら登場するというサプライズ演出でスタート。観客の驚きの声と歓声に包まれた3人は、笑顔でファンとの交流を楽しんだ。豆まき終了後、舞台に上がった松坂は「大丈夫ですか? 豆、変な感じで当たっていませんか?」と客席を気遣うと、続けて沢尻は「お客さんとの距離が近いので、皆さん私の手元から豆を持っていってましたね」と笑顔で話し、ファンの熱気に感心していた。
この映画で本格的な刑事アクションに挑戦した沢尻は「自分が思っていた以上にアクションが難しかったです」と撮影を振り返ると、それを聞いていた白石監督が「今回はハードな役柄でしたけど、沢尻さんの現場での素敵な感じを見ていると、次はぜひ可愛いらしい感じの役で出ていただきたいなぁと思います」と次回作への出演についてラブコール。それを聞いた沢尻は笑いながらも照れた様子を見せていた。
司会者から大阪の印象を聞かれた松坂は、NHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』で共演中の濱田岳のエピソードを披露。滞在先から大阪のスタジオへ移動する最中、濱田が街中で下着姿の女性を目撃したとのことで「濱田岳が『信号待ちをしていたら、たまたま下着姿の人と目が合っちゃって……』って話したのを聞いて、大阪の人ってすごいなと思いました」と語り会場の笑いを誘っていた。(取材・文:スズキヒロシ)
映画『不能犯』は全国公開中