あたしラッパーになる!音楽映画の新たな傑作『パティ・ケイク$』4月日本公開
鳥肌モノのラップシーンと胸を打つサクセスストーリーでサンダンス映画祭を熱狂させた映画『パティ・ケイク$』が4月27日より日本公開されることが決まった。同映画祭でお披露目され、争奪戦の末にフォックス・サーチライトが高額で獲得した音楽映画の新たな傑作だ。
主人公は、掃き溜めのような地元ニュージャージーで、呑んだくれの母親と、車椅子の祖母と三人暮らしをしている23 歳・無職のパティ。憧れのラップの神様O-Zのように音楽界で名声を手に入れ、地元を出ることを夢みていたが、太めの見た目から「ダンボ」と嘲笑されるばかり。しかし、駐車場で行われていたフリースタイルラップ・バトルに参加し、相手を渾身のライムで打ち負かしたことで夢へ挑戦する勇気をつかみ、そんなパティのもとに、正式なオーディションに出場するチャンスが舞い込んでくる……。
監督と脚本は、第70回全米監督組合(DGA)賞の初監督映画部門にも見事ノミネートを果たしたジェレミー・ジャスパー。劇中音楽も全て彼のオリジナルで構成され、本作のためにラップを猛特訓したパティ役のダニエル・マクドナルドの魂のパフォーマンスは圧巻だ。また『レイジング・ブル』でオスカーノミネート経験のあるキャシー・モリアーティが驚異の大変身を遂げ、パティの将来を信じる車椅子の祖母を愛嬌たっぷりに演じている。(編集部・市川遥)
映画『パティ・ケイク$』は4月27日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開