仲里依紗がプ女子、大泉洋がやさぐれ編集長に!悪役レスラーのパパと息子の映画に出演
悪役レスラーのパパと父親の職業にショックを受けた息子の関係を描いた大ヒット絵本を原作に、人気レスラーの棚橋弘至が映画初主演に挑む『パパはわるものチャンピオン』(2018年9月公開)の追加キャストが発表。仲里依紗、大泉洋、大谷亮平、寺脇康文らが本作に参加していることが明らかになった。
仲が演じるのは、無類のプロレス好きでその熱い思いを編集者として世の中に届けようと奮闘する女性・大場ミチコ。大泉は、そのミチコの上司でやさぐれている編集長役を担当する。大泉のキャラクターも見た目からかなりクセのある役柄となっているようで、大泉は「衣裳がきれいでおしゃれな服だったんですけど、もう少し汚い方がいいんじゃないかと撮影までにお願いしたのですが、まさか自分もここまでラフになると思っていなくて、ちょっと汚すぎたなという反省点があります(笑)」と語っている。
そして棚橋演じるレスラーを長きに渡って支えてきた治療院の医師を、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でのハイスペックイケメン役で大ブレイクを果たした大谷、棚橋が所属するプロレス団体ライオンプロレスの社長に寺脇が決定。そのほかにも、そして大場ミチコと共に働く編集仲間役で松本享恭・川添野愛というフレッシュな二人や、寺田心が演じる祥太が思いを寄せる可愛いクラスメイトの父親役で淵上泰史が出演しているとのこと。(編集部・井本早紀)
以下、キャストコメント
仲里依紗(大場ミチコ役)
私が演じたミチコは本当に一生懸命で、プロレスの事なら誰にも負けないくらいの熱い思いを持っている女の子です。
自分の気持ちが高ぶっているように話す子だと思い、そのあたり気を付けながら楽しく演じました。
心くんはすごく人なつっこくて最初から話しかけてくれて、仲良くなれました。私は心くんに敬語を使うシーンがもどかしくなるくらいでした。でもそれも慣れてきて、最後は作品やお芝居の話など、結構大人な会話もしつつ、「夏休みどこ行ったの?」って子供らしい会話もできました。
プロレスは、2回くらいしか見たことなかったんですが、試合のシーンを生で観て、レスラーの方がぶつかり合っているところは興奮しましたし、かっこよかったです。
棚橋さんにお会いする前は、プロレスラーの方は体も大きくて、すこしこわいイメージがあったのですが、180度違ってすごく優しくて、気さくにお話もしてくださいました。棚橋さんの私生活で食べているものを教えていただいたりして、あの体をキープするための努力などに、驚かされましたし、勉強になりました。
大泉洋(編集長 役)
今回は、「編集長」という役をいただきました。衣裳がきれいでおしゃれな服だったんですけど、もう少し汚い方がいいんじゃないかと撮影までにお願いしたのですが、まさか自分もここまでラフになると思っていなくて、ちょっと汚すぎたなという反省点があります(笑)。
ついつい癖のある男にしたくなってしまい……セリフも含めて好き勝手にやらせて頂きました(笑)。監督もおおらかに受け入れてくださってありがたかったです。役名も「編集長」だけだったんですけど、途中で監督が「森岡たくじ」という名前を付けてくれました。本当に好き勝手やっているので、出来上がった作品を見た時にがっかりしないか少し心配ですが、楽しくやらせてもらいました。
プロレスは子供の頃にすごく観ていて、テレビに向かって泣き叫んでいたら、おふくろから「泣くくらいなら観るんじゃない」と怒られたことがありました(笑)それくらい熱く観ていました。今また、プロレスが盛り上がっているというのを聞いて、懐かしく思い出しました。
大谷亮平(大友役)
今回、治療院の医師で孝志のトレーナー役を演じました。いい時も悪い時も一緒に歩んできたというか心と体のケアをずっとしてきた親友でもあります。
棚橋さんは現役のプロレスラーの方と言うことで、すごい威圧感があったり圧倒されたりするのかなと思っていたら、すごく雰囲気のやわらかい方でした。競技のときはまた変わると思うんですけど。
僕はこういう人間味溢れる、あたたかい作品がすごく好きなので、今回少しの間だったんですけど、そのあたたかさにふれ、癒しになる撮影でした。
寺脇康文(本田 功 役)コメント
今回僕は、孝志が所属するライオンプロレスの社長・本田を演じました。
スポーツをやってらっしゃる方々は気持ちのいい方が本当に多いんですけど、棚橋さんも人間的にも非常にいい方で、礼儀正しいし、人のことをちゃんと見ていて、まわりをフォローされているし、きれいな心を持ってらっしゃるんだなぁと思いました。棚橋さんとは出身地も近く、親近感を持ちながら楽しくやらせて頂きました。
そして何より、このお話は本当にいいお話なのですが、エンターテイナーたちが、自分たちの本業(プロレス)を使った映画で、何から何まで本物の中でストーリーが見られるということで、僕は自分が出演した云々と言うよりは、いちファンとして、どのような作品になるのか、できあがりを楽しみにしています。