シリーズ完結編『メイズ・ランナー:最期の迷宮』が首位デビュー!
全米ボックスオフィス考
先週末(1月26日~1月28日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、シリーズ第3弾にして完結編『メイズ・ランナー:最期の迷宮』が興行収入2,416万7,011ドル(約26億5,837万1,210円)で初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
『メイズ・ランナー』は、巨大な謎の迷路に送り込まれた若者たちを主人公にした人気シリーズ。首位デビューは死守したものの、オープニング興収は2014年公開の第1弾(3,251万2,804ドル・約35億7,640万8440円)、2015年公開の第2弾(3,031万6,510ドル・約33億3,481万6,100円)と比べて少し下がってしまった。主演ディラン・オブライエンの撮影中のケガにより第3弾の公開が延期されたこと、熱心なファンはいるものの、その他の層を惹きつけられなかったことが原因といえるだろう。
公開6週目となるドウェイン・ジョンソン主演映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は2位にランクダウンするも依然として好調。累計興収は3億3,780万2,077ドル(約371億5,822万8,470円)となり、『スパイダーマン:ホームカミング』と『スパイダーマン3』を一気に抜き去り、ソニー・ピクチャーズ史上第3位のヒット作になった。残すは『スパイダーマン2』『スパイダーマン』のみだ。
拡大公開となったクリスチャン・ベイル主演の西部劇『ホスタイルズ(原題) / Hostiles』は前回の23位から3位に大幅ジャンプアップ。第90回アカデミー賞で最多13ノミネートを果たしたギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』も拡大公開され、16位から8位へと順調に順位を上げた。インドの歴史大作『パドマーバト(原題) / Padmaavat』はわずか324館での公開ながら10位に食い込む大健闘で、2014年公開の『PK ピーケイ』を抜いてボリウッド映画として最高のオープニング興収を記録した。
今週末は、ヘレン・ミレン主演ホラー『ウィンチェスター(原題)/ Winchester』が公開される。(編集部・市川遥)
1月26日~1月28日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『メイズ・ランナー:最期の迷宮』
2(1)『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
3(23)『ホスタイルズ(原題) / Hostiles』
4(5)『グレイテスト・ショーマン』
5(4)『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
6(2)『12ストロング(原題) / 12 Strong』
7(3)『デン・オブ・シーヴス(原題) / Den of Thieves』
8(16)『シェイプ・オブ・ウォーター』
9(6)『パディントン2』
10(初)『パドマーバト(原題) / Padmaavat』