錦戸亮、職人技でTOKIOこえたい!?
錦戸亮(関ジャニ∞)が3日、都内で行われた映画『羊の木』の初日舞台あいさつに出席。この日は木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平ら共演者とメガホンをとった吉田大八監督も出席するなど、『羊の木』チームが一堂に会するイベントとなった。錦戸は共同作業として行われた鏡開きで中央で突然「恐いです」と発言してビクビクし、「鏡開きとかあんまりやったことないんです。真ん中叩けばいいんですか」とコメントして会場を盛り上げた。
山上たつひこ、いがらしみきおという2人の巨匠がタッグを組んだ傑作コミックを映画化。全員「殺人犯」という男女6人の移住をきっかけに狂い始める小さな港町をサスペンスフルに描く本作。壇上では「誰も自分のことを知らない町で新生活を始めるとしたら、どんな職業につくか」をお題にトークが行われた。
錦戸は本作のプロモーションのために溶接を行って自作の「羊の木」を作るなど、工作が大好きなことでも知られるが、前述の問いに「僕が興味あるのは左官屋さん。左官屋さんになりたいです」とニッコリ。「細かい作業が大好き。ああいう職人技をYouTubeで見るのも好きで……」と述べると、「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)などで度々披露される同じ事務所の先輩・TOKIOの技術を取り上げ、「職人技を磨いてTOKIO兄さんをこえられるようになりたい」と対抗心。また、錦戸は「この世界(芸能界)はそもそも職人気質な人が多いんじゃないですか。俳優も職人気質だなと思うときがあります」と持論も述べた。
錦戸の言葉を証明するかのようにほかのキャストも職人の仕事を挙げる回答が多数。北村も「この映画の役みたいに船に乗るのもいいし、家具を作るとかでもいいなって。僕は人に会うのが苦手。しがらみが嫌で。ずっとこもっている仕事がいいです」とコメント。優香も「わたしも職人さんに憧れがあります。こだわりの職人さんになりたい」と続くと、市川も「その土地の土を使って急須を作ったりしてみたいです」と嬉しそうに話していた。(取材・文:名鹿祥史)
『羊の木』は全国公開中