広瀬すずの“パン屋さん”が大好評「3食パンにします」
7日に放送された広瀬すず主演、坂元裕二脚本の水曜ドラマ「anone」(日本テレビ系・夜10:00~)第5話で、広瀬演じるヒロイン・ハリカと、チャットゲームの友人・彦星(清水尋也)を中心にしたエピソードが展開。彦星の夢に登場したハリカのパン屋さんルックが「かわいすぎる」と話題になっている。
第5話では彦星との連絡が途切れ、いてもたってもいられなくなったハリカが右往左往。重い病を患う彦星が「死ぬのが怖くなる」「一人でいるのが当たり前じゃなくなってしまう」との理由でハリカと会うことを拒んでいたことから、ハリカは密かに病院のそばで窓からのぞく彼の横顔を見守っていたが、彼の安否を気にしてついに病院を訪れ、彦星が集中治療室に運ばれたことを知る。
パン屋さんになったハリカが登場したのは、彦星が再びハリカとチャットゲームで連絡を取り合った時のこと。彦星はパン屋さんに行く夢を見たことを話し、そのパン屋さんは「月の出ていない夜にしか開いていない」「ぶどうパンとピーナッツクリームのパン、リンゴジュースをとってレジに行くとベレー帽をかぶったハリカがいた」「お金を払うとポイントカードを作ってくれて、3個パンの形をしたスタンプを押してくれた」とのこと。
いつどうなるかわからない身である彦星は「明日」「いつか」という言葉に敏感になっていたが、「(パン屋さんの)外に出た僕はそのスタンプカードを見ながら『また明日もこのパン屋さんでパンを買おう』と思った。夢の中とはいえ、明日のことを考えたのはすごくすごく久しぶりのことだった」と言い、「生きたい」「ハリカに会いたい」と思っているのかもしれないと複雑な気持ちをハリカに打ち明けていた。
会いたいのに会えない2人の気持ちを表現した会話が感動的で、視聴者からは「この二人のやり取りが凄く好き」「このシーンは、心が温かくなる」といった反応が寄せられたほか、パン屋さんルックのハリカ(パン柄のエプロンをつけている)が大好評。「すずちゃん!かわいすぎます!!」「毎日通います」「3食パンにします」「すぐにパンが売り切れそう」など熱のこもったコメントが飛び交っている。
「ポイントカードをためたくなってしまった」「そのうち僕もいつかっていう日を信じるようになるのかもしれない」など、希望を持つことをためらい続けていた彦星が言葉を選びながら、本音を吐露するセリフには坂元脚本らしい繊細な言葉があふれ、彦星の過酷な運命に思いをはせずにいられない。(編集部・石井百合子)