吉永小百合、小平奈緒の金メダル獲得は正座で見た!「頑張るぞという気持ちに」
女優の吉永小百合が20日、都内で行われた映画『北の桜守』の公開記念イベントに登壇。吉永は現在開催中の平昌オリンピックに夢中だといい、「オリンピックが盛り上がっていますね~」と笑顔で切り出すと、スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒選手の勇姿を正座して鑑賞していたことを告白。「あの姿を見ていたらわたしも頑張るぞという気持ちになりました」と話して笑顔を見せた。
『北の零年』『北のカナリアたち』に続く、北海道の大地を背景にした“北の三部作”の最終作となる本作は『おくりびと』の滝田洋二郎監督がメガホンを取り、戦中から戦後の激動の時代を生き抜いた、江蓮てつ(吉永)と息子・修二郎(堺雅人)の姿を描く。現在72歳の吉永は、本作で映画出演120本目。「今日は桜のブレザーを着てきました。幼いころ家にあった一本の桜の木のことを思い出しました」と元気いっぱいに語った。
「小さい頃から母に連れられて映画を観て成長しました。小学校の時に高峰秀子さんの『二十四の瞳』を観て感動して、その頃から映画の世界に憧れ始めたんです」と話すと、「120本の映画に出演できたということが不思議な気持ち。皆さんのあたたかいサポートがあったからやって来られたのだと思います。感無量です」としみじみコメント。
またこの日は、堺が演じる息子・修二郎の子役時代を演じた土屋慶太を始め、大竹悠義、三谷麟太郎、山崎光ら4人の子役も登壇。おにぎりに似せた抽選くじ付きのボールを客席のファンに向け投げ込む演出も行われた。吉永は本作で共演した堺の印象も笑顔で紹介。「堺さんは本当にまじめな方。秀才で、一緒に(プロモーションのため)テレビに出演した時もきちんとお答えになっていて。かといって堅苦しくもない。一緒にいて楽しかった」と述懐していた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『北の桜守』は3月10日より全国公開