ガーデン!小松菜奈&大泉洋『恋は雨上がりのように』現場レポ
映画『恋は雨上がりのように』の撮影現場が昨年12月にメディアに向けて公開され、同名コミックを小松菜奈&大泉洋のダブル主演で実写映画化する作品の撮影の様子が明らかにされた。
原作は週刊ビッグコミックスピリッツで連載中の眉月じゅんによる人気マンガ。アキレス腱のケガで陸上の夢を絶たれた17歳の高校2年生の橘あきら(小松)と、あきらがバイトをするファミレスの店長でバツイチ子持ちの45歳・近藤正己(大泉)という28歳差の2人が心の距離を縮めていく様子を、『帝一の國』『世界から猫が消えたなら』などの永井聡監督が描き出す。
公開されたのはあきらたちが働くファミレス「ガーデン」のシーンの撮影。「ガーデン」の再現度はかなりのもので、メニュー表などカメラに映らなそうな細かい部分までこだわりが感じられた。「ガーデン」の制服を着た小松は原作のあきらのように髪をポニーテールに結んで凛としており、夢を忘れた45歳という役どころの大泉は、濱田マリふんする「ガーデン」のウェイトレス・久保から「情けない」と陰口をたたかれても仕方がない情けなさを全身に“まとわせて”いた。
この日は久保役の濱田のほかにも、あきら(小松)のバイト仲間である加瀬亮介役の磯村勇斗、吉澤タカシ役の葉山奨之、西田ユイ役の松本穂香らも現場に集結しており、中でも松本と小松は撮影の合間にガーデンの席に座っておしゃべりを楽しむなど役柄同様、仲むつまじい様子だった。
今作の撮影はすでにクランクアップを迎えており、小松は「あきらは見た目はクールですが、中身は意外と乙女の部分もあるので、その内側に秘めている部分を演じるのが難しそうだなと思い、一瞬一瞬を大事にしたかったので永井監督とはキャラクターについてたくさんお話させていただきました」とコメント。「大泉さんとの撮影の日は朝から楽しみでした。私がお芝居で悩んでいる時は一緒に話してくださり、本当に救われました」と感謝している。
一方の大泉は「微妙な心の機微を演じないといけないのでとても難しかったです」と近藤を演じた感想を明かしつつ、「小松さんは本当に素晴らしかったです。よくお話もしてくれ、お会いする前はクールなイメージがあったんですが、とてもかわいらしい人だなっていうのがだんだんわかってきて、私は現場で常に癒やされました」と撮影を振り返っている。(編集部・海江田宗)
映画『恋は雨上がりのように』は5月25日より全国公開