TOKIO松岡昌宏、松岡茉優を絶賛!三谷幸喜の新作舞台で
三谷幸喜が作・演出を務める舞台「江戸は燃えているか」初日前会見が2日、新橋演舞場で行われ、それぞれのキャスト陣が意気込みを語った。この日は中村獅童、松岡昌宏、松岡茉優、高田聖子、八木亜希子、飯尾和樹、磯山さやか、妃海風、中村蝶紫、吉田ボイス、藤本隆宏、田中圭も来場した。
「新橋演舞場史上、もっとも笑えるコメディ」とのスローガンで上演される本舞台は、江戸を戦火から守りたいと願う庶民が、西郷吉之助&勝海舟を相手に一世一代の大芝居を打つさまを描き出した、幕末の江戸無血開城をめぐる群像喜劇。
三谷にとっては初の新橋演舞場での芝居となるが、「僕にとっては初めての新橋演舞場で、こっち側(舞台)に立ったことがなかったんですけど、ちょうちんがあって、本当にすてきな空間だということを実感しています。笑えるお芝居を目指していますので、よろしくお願いします」と感激した表情を見せる。さらに新橋演舞場を意識した演出はあるのか、という点について尋ねられた三谷は「僕は花道のある舞台は初めてなので、どう効果的に使ってやろうかと。もしできるなら、誰もやったことないようなことをやりたいと思ったのですが、聞いたら、みんなすでにやっていると言われてしまい。(仕方ないので)オーソドックスな感じでやりたいと思います」と語ると、キャスト陣は大笑い。
今回のキャスティングは、宝塚出身の女優からお笑い芸人までバラエティー豊かな俳優陣がそろった。そんな役者陣のけいこ風景を振り返った中村獅童が「けいこは集中しているんで、時間が過ぎるのはあっという間で。気づいたら5時間やっていたこともあった。けいこ中に我が家でなべを囲んだりして皆さんで仲良くなった。初日が明けたら松岡君の家でも鍋パーティをやろうかと思います」とコメント。
続けて松岡昌宏も「本当にいろんなジャンルの方がいて、存在感とか笑いの間が違うので、それが一緒になるから面白くて。それと、ゆめ役の松岡茉優が非常に天真爛漫で、それがゆめという役に出ているので、それをキャッチしていただけたら」とコメント。そんな言葉に「恐縮です」と語ってみせた松岡茉優だったが、当の松岡昌宏から「嘘つけ!」と突っ込まれ、会場は大いに沸いた。さっそく「三谷さんに言いたいことがあるんですけど、花道を歩きたかったです」と天真爛漫に発表した松岡茉優は、三谷から「今歩けばいい」と返され、「今は歩かないですけど~」と応戦し、現場のムードメーカーになっている様子をうかがわせた。
そんな松岡茉優だが、中村、松岡昌宏のふたりについて「ふたりとも舞台の経験が豊富なので、ここをどうしようかなと思ったときとかでもちゃんと声をかけてくれる。優しいアニキが二人いる感じです」と笑顔を見せる一幕もあった。(取材・文:壬生智裕)
舞台「江戸は燃えているか」は3月3日~3月26日まで新橋演舞場にて上演予定