葵わかな、「おなかすいた!」の声に笑顔 ラーメン映画で湯切りの奥深さ実感
3日、連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインを務める女優の葵わかなが、東京・新宿武蔵野館で行われた映画『ラーメン食いてぇ!』の初日舞台あいさつに、主演の 中村ゆりかと共に出席。劇中でラーメン作りの「湯切り」を担当した葵は、その奥深さを明かした。
本作は、林明輝のウェブ漫画を原作に、伝説のラーメン店店主(石橋)を祖父に持つ女子高生・茉莉絵(中村)と、親友・コジマ(葵)が、ラーメン作りに奮闘する姿を描く青春ドラマ。この日は、中村と葵のほか、石橋蓮司、音楽監督のオ・ジュンソン、熊谷祐紀監督がそろって登壇した。
客席から「わかなちゃん! おなかすいた!」と声をかけられた葵は「『おなかすいた』と言っていただけでよかったです」とにっこり。撮影に向けたラーメン作りの修行では、「湯切り」を担当したといい、「ものすごく難しいんです。ざるも重いし。そこに麺の重さが加わるからもっと重くなって。いままでにないほど腕を使いました」とかなり苦労した様子。だが、次第に湯を切る姿が「だんだんさまになってきて、うれしかった」といい、「ラーメン好きなので楽しかったです」と振り返った。
またこの日は、4日に誕生日を迎える中村のために、主題歌を担当した韓国グループ・7 O'Clock(セブンオクロック)が、ラーメン型のケーキを持ってお祝いに駆けつけた。サプライズに驚いた表情を見せた中村は、ケーキを口にしながら、「ラーメン食いてぇ!」と決め台詞(?)。会場から大きな拍手を送られるも、「うっかりマネージャーさんのせいで、本当はこのサプライズを昨日知ってたんです」と告白して、会場を笑いに包んだ。(取材・文:尾針菜穂子)
映画『ラーメン食いてぇ!』は公開中