岩田剛典&斎藤工が火花散らす!『冬きみ』メイキング映像
岩田剛典(EXILE / 三代目 J Soul Brothers)の主演映画『去年の冬、きみと別れ』から、メイキング映像が公開された。
芥川賞作家・中村文則の同名小説を映画化した本作は、とある迷宮入り事件の真相を追う記者・耶雲恭介(岩田)が、次第に抜き差しならない状態に陥っていくさまを描いたサスペンス。真相を暴こうと取材にのめり込む耶雲だったが、事件の容疑者である天才カメラマン・木原坂雄大(斎藤工)に婚約者の松田百合子(山本美月)を狙われてしまい……。『グラスホッパー』などの瀧本智行が監督を務めた。
監督の強い要望もあり、ほぼ順撮り(脚本通りに撮影していくスタイル)で行われた今作の撮影。公開されたメイキング映像は、監督の演出に応えてとびきりの笑顔を見せる岩田の場面から始まり、スタッフ・キャストが「すごい迫力だった!」と振り返る木原坂のスタジオが炎上するシーンなどが映し出される。本物の炎を使いたいと監督がこだわった同シーンでは、炎を前にカメラを構える斎藤と岩田が火花を散らす、鬼気迫る演技が繰り広げられた。
「緻密な計算のもとにエンタメとして成立させている作品。僕の演技で崩したくないというプレッシャーを自分自身にかけていました」とプライべートの楽しみも断ち、全身全霊をかけて本作に臨んだという岩田。宣伝では“ダマされる”というサスペンス面が強調されているが、「人間の中にある欲望や愛情、これが映画の本当のテーマだと思ってます」と語り、「この映画を最後までご覧になって初めて、この映画のタイトルの意味を知り、感動して頂けると思っています」と自信をにじませた。(編集部・吉田唯)
映画『去年の冬、きみと別れ』は3月10日より公開