デンゼル・ワシントン、若き日のブラックパンサー俳優が演技学べるように学費を払ってくれていた!
マーベル映画『ブラックパンサー』のチャドウィック・ボーズマンが現地時間4日、第90回アカデミー賞授賞式のレッドカーペットで恩人であるデンゼル・ワシントンへの感謝の思いを語った。
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若き日のチャドウィックはワシントンD.C.の名門黒人大学ハワード大学で監督業を学んでいて、その一環として演技のクラスを取ったそう。そのクラスの教師の一人が『クリード チャンプを継ぐ男』などの女優フィリシア・ラシャドで、俳優としての彼のメンターとなった人物。有名な英オックスフォードでの夏季の演劇プログラムに参加できることになったものの、そのための費用がなかったチャドウィックをはじめとした学生たちのため、フィリシアが自身のセレブ友達に頼んで費用を提供してもらったという。
こうして晴れて演劇の名門で学ぶことができたチャドウィック。帰国後に学費の受領書が届き、そこにはそれを支払った人物として名優デンゼル・ワシントンの名前が書かれていた……! そしてチャドウィックは『ブラックパンサー』のニューヨークプレミアでデンゼルとついに対面し、直接感謝を伝えることができたという。ABC局のマイケル・ストレイハンにこのことについて聞かれたチャドウィックは「楽しい会話でした。彼が最初に言ったのは『君は僕に金を借りているのか! 回収しに来たぞ!』ということで」と笑い、「とても深い会話になりました。今説明できないくらいです。僕たちは近況と、これから起きることについて話しました」と夢の対面を振り返った。
『ブラックパンサー』の北米での累計興収は6日時点で5億1,268万6,293ドル(約563億9,549万2,230円)に達し、早くもマーベル歴代2位の大ヒット作となっている。(編集部・市川遥)