永野芽郁、佐藤健と見つめ合う!朝ドラ「半分、青い。」で
平成30年度前期の連続テレビ小説「半分、青い。」の第1週完成試写会が9日に渋谷のNHK放送センターで行われ、主演を務める女優の永野芽郁が佐藤健との共演シーンについて明かす一幕があった。この日はほかに松雪泰子、滝藤賢一、ヒロインの幼少期を演じた矢崎由紗、制作統括の勝田夏子、そして脚本を務めた北川悦吏子らが出席した。
ちょっぴりうかつだが失敗を恐れないヒロイン楡野鈴愛(にれのすずめ)が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明を成し遂げるまでを描く本ドラマ。第1週の放送分を観た永野は、「撮影中はどんな風に完成するのか見えていなかったのですが、完成した映像を観て、(幼少時代の)かわいい鈴愛を観て、面白いお父ちゃん、お母ちゃんを観て、これから完成していく作品に自信を持つことができました」と晴れやかな表情を見せた。
一般的な朝ドラの場合、ヒロインの幼少期の物語を描いてから、大人になった主人公が登場となるものだが、今作の場合は、ヒロインは母親のおなかの中の「胎児」としてまずは登場。なかなか生まれない鈴愛に右往左往する楡野家の人たちのドタバタから物語は始まる。北川は、「最初は胎児のシーンから始めますと言ったら反対されました。一週間やるつもりだったけど、お願いだから3日にしてくれと言われて(実際は2日)。それはそうですよね」と笑いながら振り返ったが、「これをよく具現化してもらえたなと思って。役者さんと現場チームがちゃんと形にしてくれたのがうれしくて。これを力に、続きを書きたいなと思います」と満足げな表情を見せた。
胎児の心の声は、永野自身が担当し、「人生で始めて胎児に声を入れました」と笑った。永野は、「監督からは赤ん坊っぽくと言われて。どうやればいいのか分からなくて結構悩みましたけど、(完成した声を)良かったと言ってくださる人もいて。本当に良かった」と笑顔を見せた。
また、昨年の10月下旬から始まった岐阜ロケについて質問された永野は、「(佐藤)健さん演じる律(鈴愛の幼なじみ)と2人で見つめ合うというか、長い間目を見なきゃいけないシーンがあったんですが、本当に笑いが止まらなくて。健さんに『笑いましたね』と言ったら、『笑ってないよ』と言いあったりして。それから仲良くなりました。」と楽しそうに振り返っていた。(取材・文:壬生智裕)
NHK連続テレビ小説「半分、青い。」は4月2日から9月29日まで放送予定(全156回)