『007』新作、ダニー・ボイル監督が関与を認める!年末から撮影か
映画『007』シリーズ新作の監督有力候補として名前が挙がっていたダニー・ボイル監督(『トレインスポッティング』『スラムドッグ$ミリオネア』など)が、現在同作の脚本に取り組んでいるところだと Metro US に認めた。
自身が手掛けた米FX局のドラマ「トラスト(原題) / Trust」のプレミアに出席したボイル監督は、『007』新作を監督するのかと聞かれると「僕たちはちょうど今、脚本に取り組んでいるところだ。全てはそれ次第なんだよ、本当に」とコメント。現在は同時進行で名脚本家リチャード・カーティス(『ラブ・アクチュアリー』『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』などでは監督も務めている)とタッグを組んだ音楽をテーマにしたタイトル未定のコメディー映画にも取り組んでおり、「そっちは6~7週間のうちに撮影を始められたらと思っている。ボンド映画は年末から撮影になるんじゃないかな」と明かした。
昨年7月に新作の製作が正式発表された際、脚本は『007/カジノ・ロワイヤル』『007/慰めの報酬』『007 スカイフォール』『007 スペクター』とダニエル・クレイグ版ボンド全作を執筆してきたニール・パーヴィスとロバート・ウェイドが務めると明かされたが、ボイル監督の就任が決まればそっちの脚本はボツになる。ボイル監督は『トレインスポッティング』シリーズなどでの長年のコラボレーターであるジョン・ホッジの脚本を使用したいと考えているからだ。
ボイル監督は「ジョン・ホッジと僕にはアイデアがあって、ジョンは今脚本を執筆しているところだ。それがどうなるかによるよ」と続けた。先月、Deadlineが「MGMとプロデューサー陣が彼らの考えた脚本にゴーサインを出すかによって、ボイル監督の起用が決まる状況」だと報じていたが、まさにその通りだったようだ。ボイル監督は「僕たちの脚本を彼らに気に入ってほしい」とも語っている。ダニエル・クレイグのボンド役続投が決まっている『007』第25弾は2019年11月8日に全米公開される。(編集部・市川遥)