気合のふんどし姿!ジュノンボーイ阪本一樹が“生”着替え
俳優の阪本一樹が24日、都内で行われた映画『サイモン&タダタカシ』初日舞台あいさつで、ふんどし“生”着替えを披露し、会場を沸かせた。この日は阪本とダブル主演を務めた須賀健太、間宮夕貴、小田学監督も来場した。
本作は、叶わない恋心を抱えながら“運命の女”を探す旅に出る、男子高校生2人の青春ロードムービー。タダタカシを須賀、タカシに思いを寄せるサイモンを阪本が演じる。作家主義の濃いプログラムを展開している第19回全州国際映画祭コンペティション部門にノミネートされることも決定した。
第28回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞を受賞したジュノンボーイで、これがデビュー作となる19歳の阪本は、「撮影したのがちょうど1年前くらいだったので、公開は待ちに待ったという感じです」としみじみ。プロモーションのために全身タイツでカウントダウンをしたり、だるまを作ったり、“二百度参り”をしたり、いろいろなことに挑戦したこともあり、「たくさんの人に観てほしいです」とアピールした。
さらに、撮影エピソードを求められると、「最初は緊張していたけど」と自分の心情を話し始めるが、「撮影3日目くらいに監督が見ているモニターを見に行ったら、(間宮演じる)マイコさんのセクシーなシーンで、それをマジマジと見ていると、須賀さんがうらやましがってました」といつの間にか須賀の話にすり替え。須賀は「いやいやいや、とんでもない爆弾を押し付けてきましたから、びっくりしましたよ。平和な顔して聞いていたら最後に急カーブ……」とタジタジになりながらも、かわいい事務所の後輩でもある阪本が緊張しながらも一生懸命話す姿を、終始温かく見守っていた。
その後、阪本は先日行われた先行上映会での、「初日舞台あいさつでは感謝の気持ちを込めてふんどし姿になる」という宣言を実行。舞台上に生着替え用のセットが準備され、和装姿からふんどし姿に着替えた阪本は、この日のために体もきたえており、恥ずかしがる様子もなく、堂々としたたたずまい。何度も言葉を詰まらせ、涙を流すかと思いきや「あっ、泣かないです」と期待を裏切るコメントで笑いを誘いつつ、新人で何もわからない中、監督や須賀らの支えのおかげで「何とか乗り越えることができました。ありがとうございます」と感謝し、『サイモン&タダタカシ』は僕にとって大切な作品になりました」と感無量な面持ちで、喜びをかみしめていた。(取材:錦怜那)。
映画『サイモン&タダタカシ』は全国公開中