山崎賢人、ロケ地卒業式にサプライズ登場!調律したピアノでの合唱に感激
俳優の山崎賢人が、主演映画『羊と鋼の森』(6月8日公開)のロケ地である北海道・旭川市立春光台中学校で15日に行われた卒業式にサプライズ登場し、卒業生にお祝いのメッセージを贈った。
2016年「本屋大賞」に輝いた宮下奈都の小説を実写化した本作は、ピアノの調律のとりこになった外村(山崎)が調律師を志し、さまざまな人々との交流や、挫折を経験しながら成長していくさまを描く。
今回山崎が訪れたのは、外村が調律師を目指すきっかけとなる重要なシーンを撮影した中学校。生徒・保護者合わせて約450人が参加した卒業式の終盤に山崎がサプライズで登場すると、悲鳴を上げたり、泣き出してしまったりする生徒の姿も見受けられるなど、会場は熱気に包まれた。
また、イベントの前夜には、映画の撮影でお世話になった調律師と共に山崎が卒業式で使用するピアノの調律をしていたというサプライズも。驚きと喜びに沸いた生徒たちは、そのピアノを使って山崎に校歌合唱をプレゼントすることに。号泣しながら歌う生徒もいる中、山崎も涙をこらえて歌声に耳を澄ませていた。
そして、卒業生に向けて劇中のセリフを引用しながら、「とにかく色んなことに挑戦してみて下さい。そして好きなことを見つけたら、とことん力を注いで、地道に“コツコツ”とやっていけば、それが夢だったり仕事にもつながると思います」と激励の言葉を贈った山崎。
さらに、「僕が演じた外村も高校2年生のときに調律師という仕事に魅力を感じて、調律師を目指すのですが、やっぱり最初は失敗ばかりで上手くいかない。でも外村は、調律という仕事が好きで、諦めずにコツコツ頑張り続けるんです。これから新しい生活を迎える皆さんの背中をそっと後押してくれる作品になっていますので、ぜひ観てもらえると嬉しいです」と呼び掛け、そんな山崎を全校生徒が自発的に花道を作って見送り、山崎は生徒とハイタッチをしながら体育館を後にした。(編集部・吉田唯)