『ボス・ベイビー』初登場1位!アニメの上位争い制す
映画週末興行成績
春休み本番を迎えた土日2日間(3月24~25日)の全国映画動員ランキングが26日に興行通信社から発表され、アニメーション映画『ボス・ベイビー』が初登場でナンバーワンに輝いた。
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1位から3位まで、洋邦アニメ作品の強力作が首位争いを繰り広げる中、『怪盗グルー』シリーズのユニバーサルスタジオと『シュレック』シリーズのドリームワークスアニメーションが初タッグを組んだ同作の土日2日間の週末成績は動員28万6,556人、興行収入3億5,431万4,200円。家族連れから10代、20代の女性まで、幅広い客層を集めており、今後の春休み興行にも期待が持たれる。同作は21日(水・祝)に初日を迎えており、初日から5日間の成績は動員67万786人、興収7億9,647万3,700円となっている。
先週2位スタートを切ったディズニー/ピクサーの『リメンバー・ミー』は、動員28万2,505人、興収3億7,749万8,500円と2週連続で2位となったが、興収別ランキングでは2週連続で1位を獲得している。同作は春休みの平日も好調な推移を見せており、特にレディースデイと重なった21日は、この日だけで興収3億2,100万円を突破。公開からわずか10日間で動員130万人、興収16億8,069万9,100円となった。
先週まで3週連続で首位を独走していた『映画ドラえもん のび太の宝島』は、公開4週目にしてついに首位から陥落してしまったものの、週末成績は動員27万2,000人、興収3億2,200万円と好調を維持。25日までの累計成績では280万7,738人、興収32億6,647万8,500円と新シリーズ最高興収を記録した前作(44億3,000万円)超えがいよいよ間近となってきた。
アンジェリーナ・ジョリー主演で映画化されたこともある人気ゲームの再映画化作品『トゥームレイダー ファースト・ミッション』は7位に初登場。21日の初日から5日間の成績は動員18万5,425人、興収2億4,673万5,900円となっている。また、アニメ化や舞台化もされた人気コミックを福士蒼汰主演で映画化した『曇天に笑う』は11位スタート。初日から5日間の成績は、動員9万人、興収1億1,500万円となっている。
既公開作品では公開6週目の『グレイテスト・ショーマン』が5位をキープ。累計興収は37億円を超えた。23日からは映画本編の歌曲部分に英語字幕をのせ、拍手・発声などがOKとなる応援上映が一部劇場で実施されている。また、今週はベストテン圏外だが、綾瀬はるか主演の『今夜、ロマンス劇場で』が公開7週目で動員79万5,615人、興収10億599万5,100円と興収10億円を突破した。
今週末は『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『honey』『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『レッド・スパロー』『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』『トレイン・ミッション』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2018年3月24~25日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『ボス・ベイビー』:1週目
2(2)『リメンバー・ミー』:2週目
3(1)『映画ドラえもん のび太の宝島』:4週目
4(3)『ちはやふる -結び-』:2週目
5(5)『グレイテスト・ショーマン』:6週目
6(4)『映画 プリキュアスーパースターズ!』:2週目
7(初)『トゥームレイダー ファースト・ミッション』:1週目
8(6)『北の桜守』:3週目
9(8)『去年の冬、きみと別れ』:3週目
10(7)『ブラックパンサー』:4週目