“氷上の貴公子”ジョン・カリーの苦悩…ドキュメンタリー日本公開決定
アイススケートをスポーツから芸術へと昇華させ「氷上のヌレエフ」と評された伝説の英国人スケーター、ジョン・カリーの軌跡を追うドキュメンタリー『ジ・アイス・キング(原題)/The Ice King』が、2019年に日本で劇場公開されることが決定した。
1976年、クラシックバレエのメソッドを取り入れた演技でインスブルックオリンピックのフィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得したカリー。同性愛者であることを公表した選手でもあり、本作では競技者としての彼にとどまらずパーソナルな部分にまで肉迫。
少年時代に「男らしくない」いう理由でバレエを断念せざるをえなかった父親との軋轢とプロ転向後の苦悩を、自ら立ち上げたカンパニーによる世界各地での公演の模様や、1984年に来日した際の様子などの貴重な映像、関係者のインタビューを交えてたどっていく。(編集部・石井百合子)