武田梨奈、死ぬまで続ける!一生女優宣言
女優の武田梨奈が31日、シネ・リーブル池袋で行われた映画『三十路女はロマンチックな夢を見るか?』の初日舞台あいさつに、久保田悠来、酒井美紀、秋吉織栄、山岸謙太郎監督、主題歌を担当したJulietと共に登壇。久々の主演映画公開となった武田は「わたしの夢は映画館で舞台あいさつをすることでした。いまも叶えられていますが、まだまだ死ぬまで続けていきたい」と感無量な表情を浮かべていた。
本作は、『キヲクドロボウ』などインディーズ映画界で数々の印象的な作品を世に送り出してきた山岸謙太郎監督がメガホンをとったサスペンス。30歳を間近に控えた女性・那奈(武田)が、自身の部屋に侵入してきた強盗集団に拉致されることから起こる騒動を描く。
撮影当時25歳だったという武田は「三十路の女性を演じるということで、しっかりと気持ちを作れるのか不安でした」と胸のうちを明かしていたが「山岸監督から『三十路前の女性にこの役を演じてほしかった』といわれ、しゃべり方やメイク、髪の毛もエクステで追加して役づくりをしました」と気合を入れて臨んだという。
一方、銀行強盗の逃走犯を演じた久保田は「マスクをかぶる役だったのですが、そのマスクも自分でこだわって選び、役づくりのために(全国の)銀行ATMをすべて回ったんです」と真面目顔で語るも、山岸監督から「ウソですよ。マスクは僕と美術さんで選びましたし……」とジョークを暴露されて苦笑い。最後は「ありのままを受け入れるようにやっていました」と白状し、客席を笑わせていた。
そんな久保田について、武田は「現場でも(武田が演じた)那奈としてだけではなく、梨奈としても下ネタなどを言ってテンションを上げてくださいました」と感謝。久保田は「下ネタなんて言ってたっけ?」とやや不服そうな顔をみせていたが、その他の登壇者からも、久保田がムードメーカーとして現場を盛り上げてくれていたという証言が続いた。
そんな監督、スタッフ、共演者すべてに感謝の意を述べた武田は、力強い“一生女優宣言”に続けて「この映画を観て、みなさんも夢をあきらめずに頑張ってみようと思っていただけたらうれしいです」とメッセージを伝えていた。(磯部正和)
映画『三十路女はロマンチックな夢を見るか?』はシネ・リーブル池袋ほかにて公開中、全国順次公開