池松壮亮、感情露わにするのは今でも抵抗ある
俳優の池松壮亮が4日、テレビ東京内で行われたドラマ「宮本から君へ」テレビ東京新入社員特別試写会にサプライズ登場し、人前で感情をあらわにすることは今でも抵抗があることを明かした。この日は、原作者の新井英樹、エンディングテーマを歌うMOROHA（アフロ、UK）も来場した。
本作は90年代に多くの若者を魅了した新井の同名漫画の実写ドラマ化。文具メーカー・マルキタの新人社員で、恋にも仕事にも不器用な宮本浩（池松）が、営業マンとしても人間としても成長していく青春ストーリー。
試写後、新入社員18人の前に現れた池松だが、「さっき、（MCから）『是非（皆さんに池松さんが）会いたいと言っている』と紹介されましたが、一言も言っていないんですよね」とぶっちゃけると、「できれば来たくなかった」と苦笑い。「原作者とお会いするのは緊張する」そうで、「漫画家と、俳優のオレンジの髪型でスーツも着てないようなヤツが何を話していいのか、すごく難しい」とも打ち明け、困惑した表情を見せた。
しかし、新入社員から質問されると真摯に回答。その中で、「人前で感情をあらわにすることに抵抗はないですか」と尋ねられると、「今でも抵抗があるんですよ。そこに抵抗がなければ、下品なお芝居に行ってしまう気がする」と素直な思いを吐露。また、不器用だけど熱血な宮本について、「自分はああはなれなかった」と原作を読んでいた当時は宮本のようになりたかったことを明かしつつ、「なりたかった自分として、こういう役にチャレンジしてみようという気持ちは大きかった」としみじみと語っていた。
その後、新井が新入社員に「テレ東以外に受けましたか？」と逆質問する場面も。すると池松はなぜかノリノリで、「答えたい人は手を挙げてください」「なぜテレ東を受けたんですか？」と楽しそうに追撃していた。（取材：錦怜那）
ドラマ「宮本から君へ」は4月6日より毎週金曜深夜0時52分～テレビ東京系にて放送