加藤貴子、妊活・高齢出産の苦労を吐露
女優の加藤貴子(47)が8日、都内で行われた「大人の授かりBOOK」発売記念イベントに出席。2013年10月に一般人の男性と結婚後、不妊治療や流産を乗り越えて、2014年11月に44歳で第1子となる男児を出産。そして、2017年8月に46歳10か月で帝王切開の手術を経て第2子を出産した加藤は、妊活当時の思いや母親としての現況を報告した。
加藤にとって初となる著書では、「妊活から妊娠に至るまでに直面した問題や、ストレスに対する解決法、自分との付き合い方を経験に基づいて記している」そうで、この日も、妊活中は「赤ちゃんを抱いている方に対する“嫉妬心”と対峙することが難しかった」と吐露すると、「『辛いことをなかったことにする』ことを止め、ちゃんと自分と向き合うこと」で、抑制のきかない感情をコントロールしていたことを紹介。また、「妊人中は自分を裁くことはあっても褒めてあげることはなかったので、『通院するだけでも大したもの』『副作用に耐えているだけでも大したもの』と褒めてあげていた」と振り返った。
そうやって子供がいる生活を手に入れた加藤に現在の様子を尋ねると、「望んで望んで生まれた子供なので、ヒステリックは起こさずに笑顔でいようと思っていたけど、子育ては大変で“ガミガミ母ちゃん”です」と照れ笑い。「子供が二人になって二人分大変になると思っていたら、四人分くらい大変」だそうで、「今日、わたし顔洗ったっけ? と思うくらい必死になっていることもあります」とぶっちゃけた。
とはいえ、日々は「とても充実」しており、「わたしは無条件に愛しますし、子供も無条件にわたしのことを愛してくれるので、それによるスキンシップは温かくて、こんなに心地よいものなんだなと感じます。同時に自分の親に対しても感謝の念を抱きます」としみじみと語った。
そして、「不妊治療をされている方は、理解が進んでいない社会の中で大変な思いをすることも多いと思います。心からか応援しています」とエールを送ると、「不妊治療をされている方はもちろん、最近ストレスがたまってるなぁとか、人間関係に行き詰まりを感じているなぁという方に読んでもらいたい」と本書をアピール。さらに、「男性にも、妊活している人はこういうことを考えているんだとか、女性ってこういうことで行き詰ったり、悩んだり、ストレスを抱えたりすることがあるんだなぁと理解してくれたら」と呼びかけていた。(取材:錦怜那)
「大人の授かりBOOK~焦りをひと呼吸に変えるがんばりすぎないコツ~」(税込1,404円)は発売中