竹内涼真、二宮和也との共演振り返る
俳優の竹内涼真が16日、日曜劇場「ブラックペアン」(TBS系、22日スタート、夜9時~)プレミアム試写会&舞台あいさつで、主演の二宮和也との共演シーンを振り返った。劇中、研修医役の竹内は劇中、二宮ふんする天才外科医から「邪魔だ」と何度も言われるが「そんなに苦しくない。意外と心地よくて……」と笑顔で語っていた。イベントには竹内のほか、二宮和也、葵わかな、加藤綾子、加藤浩次、小泉孝太郎、内野聖陽らが出席した。
【写真】二宮和也、竹内涼真ら「ブラックペアン」試写会&舞台挨拶へ
本作は、人気小説「チーム・バチスタの栄光」の原点となった海堂尊の「新装版 ブラックペアン1988」を原作としたドラマ。手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医・渡海征司郎(二宮)が、大学病院という巨大な組織に立ち向かう医療エンターテインメント。竹内は渡海の言動に翻弄されながらも、懸命に患者に寄り添う研修医・世良雅志を演じている。
竹内は研修医という設定だけに自分の無力さを痛感する役柄を好演しているが「なんでこいつは、こんなに何もできないんだろうと思いながらやっています。「まだ『はい』とか『えー』しか言っていない。早く成長してほしいです」と自嘲気味。
そんな竹内は、主人公・渡海が“オペ室の悪魔”と言われていることにちなんで、自分が“ブラック”だと思う瞬間を聞かれると「自分より年下の人には、強気でいきたがっちゃうところがあるんですよね」と苦笑い。この竹内に言葉に反応したのが、新人看護師・花房美和役の葵だ。
葵は「そうなんです。わたしは結構効率よく動きたいタイプなのですが、竹内さんは『差し入れの焼き芋、いつ食べるんだよ!』って、言ってくるんです」とかわいらしくクレーム。葵の発言に「そうなんですよね。結構肩身の狭い役なので、つい強くいっちゃう。だって10代でしょ? なんか自分の妹と似ていて当りが強くなっちゃうんですよね」と苦しい言い訳(!?)をして会場を沸かせていた。
竹内は本作で、ナレーションを担当しているが「モノローグは難しい。アフレコは何回もやり直して、プロデューサーから『こいつ大丈夫なのか』と思われたら嫌だなと思っています」とやや苦戦していることを明かすと「自分の声を聞くのは何か変な気持ちですね」と苦笑いを浮かべていた。(磯部正和)