ハーレイ・クイン映画、元ジャーナリストの女流監督に決定か
DC映画『スーサイド・スクワッド』(2016)でマーゴット・ロビーが演じた人気キャラクター、ハーレイ・クインのスピンオフ映画の監督を、中国出身のキャシー・ヤンが務める可能性があるとDeadlineほか各メディアが報じた。
【画像】ハーレイ・クインも大暴れした『スーサイド・スクワッド』
キャシーは米ウォール・ストリート・ジャーナルの記者として、ニューヨーク・香港・北京で働いていた経歴があり、同時に数多くのショートフィルムの監督・脚本も務めている。Deadlineによると、米ワーナーブラザースとDCエンターテインメントはハーレイ・クインが登場するスピンオフの監督に、インディーズ映画『デッド・ピッグス(原題)/Dead Pigs』で高評価を得た彼女を起用することを考えているという。契約が成立した場合、スーパーヒーロー映画史上初のアジア人女性監督になるという。
またDeadlineは、キャシーが手掛けるのはDCコミックスに登場する女性キャラクターがチームを組む「バーズ・オブ・プレイ」を描く作品になると報じている。原作のキャラクター達が登場するかは未定であるが、彼女が製作側に同企画のプレゼンをしたところ、かなりの高評価だったという。ハーレイを演じたマーゴットも女性監督に手掛けてほしいことを明かしているそうだ。
脚本は、『トランスフォーマー』シリーズのスピンオフ『バンブルビー(原題)』や「バットガール」の単独映画の脚本を務めるクリスティーナ・ハドソンが手掛ける。製作開始は年末もしくは来年初頭を予定している。
DC映画といえば、2017年にパティ・ジェンキンスがDC映画史上初の女性監督として手掛けた『ワンダーウーマン』が全世界興行収入8億ドル(約880億円)以上の大ヒット記録したことが記憶に新しい。そのため、米ワーナーもキャシーに大きな期待を寄せることになりそうだ。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)(編集部:倉本拓弥)