常盤貴子、アートなフランス映画の観方に言及
女優の常盤貴子がフランス映画祭2018のフェスティバル・ミューズに選ばれ、23日にフランス大使館公邸で行われたラインナップ発表記者会見に登壇。独自の切り口でフランス映画の観賞方法を明かした。
【フォトギャラリー】横浜出身・常盤貴子も歓喜!「フランス映画祭2018」ラインナップ発表会
日本国内でのフランス映画の活況をはかり、新進の監督や俳優を紹介することなどを目的に、1993年に横浜で誕生した本映画祭。2006年からは東京に開催地を移していたが、日仏交流160周年という記念の年となる今年は、13年ぶりに横浜で開催されることになり、同市出身の常盤がフェスティバル・ミューズとして華を添える。
約2年間にわたってNHK番組「旅するフランス語」でフランス語を学んだ常盤は、「ボンジュール!」と陽気にフランス語であいさつすると、「フランスが大好きで、フランス映画も大好きなので、このような素敵な映画祭に呼んでいただけたことを本当に嬉しく思っています」と笑顔。小学校4年生から高校1年生まで父親の仕事の都合で兵庫県西宮市に住んでいたそうで、「実は、横浜市が自分の故郷と言いづらいなぁと思い生きてきたんですが、こうやって既成事実ができていくと、堂々と横浜出身と言えるなと有り難く思っています」と本音をこぼし、会場の笑いをさらった。
また、「日本では映画は娯楽のイメージが強いと思いますが、フランスではアートとして捉えられているそうです」と紹介すると、「フランス映画は難しい、わからないと悩んでしまう方も多いかと思いますが、どうか恐れずに、アートのように、何枚もの絵画を見るように、何本ものフランス映画を観ていただけたら」と呼び掛けた。
この日は、ローラン・ピック(駐日フランス大使)、イザベル・ジョルダーノ(ユニフランス代表)、林文子(横浜市長)、川口均(日産自動車(株)専務執行役員チーフサステナビリティオフィサー)も来場した。(取材:錦怜那)
「フランス映画祭2018」は6月21日~24日、横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらいなどを中心に開催
【上映作品】
オープニング作品『セラヴィ!』(エリック・トレダノ監督、オリヴィエ・ナカシュ来日)
『顔たち、ところどころ』(アニエス・ヴァルダ監督来日)
『子どもが教えてくれたこと』(アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン監督来日)
『ダブル・ラバー(英題)/Double Lover』(フランソワ・オゾン監督来日)
『シー・ユー・アップ・ゼア(英題)/See You Up There』(アルベール・デュポンテル監督、メラニー・ティエリー来日)
『リダンダブル(英題)/Redoubtable』
『メモワール・オブ・ペイン(英題)/Memoir of Pain』(メラニー・ティエリー来日)
『REVENGE リベンジ』(コラリー・ファルジャ監督来日)
『ジュスカ・ラ・ガルド(原題)/Jusqu'a la garde』
『とてもいじわるなキツネと仲間たち』
『マーヴィン、あるいは素晴らしい教育』
『ブラッディ・ミルク』