「第10回沖縄国際映画祭」大団円で沖縄に今年も笑顔
22日、「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベント、エンディングライブなどが行われ、今年で10年目を迎えた沖縄での映画祭が大団円を迎えた。
あいにくの雨に見舞われてしまい、レッドカーペットイベントは当初の開始時刻から大幅に遅れてスタート。それでもイベントの開始を多くの人たちが雨と雷の中で待ち続け、映画祭の上映作品に出演している豪華な俳優陣や吉本の人気お笑い芸人たちに歓声をあげていた。そしてそんな観客に対してレッドカーペットを歩く側も雨に濡れながら、ファンとの交流を楽しんでいた。
志尊淳、池田エライザ、岡田将生、知英、速水もこみち、井浦新、阿部寛、そして桂文枝、宮川大輔、ロバート、NON STYLE、ジャングルポケット、吉本新喜劇メンバーといった有名人が歩く中で一際大きな声援を受けていたのが、地元・沖縄出身の黒木メイサ。黒木は21日にミハマ7プレックスで実施された「マイ フェイバリットムービー」での『タイタニック』の上映に参加していた。
清楚な黒のドレス姿で登場した黒木は、沖縄国際映画祭への参加は今回が初めて。レッドカーペット上で黒木は「私は沖縄出身なので、今回10回目の映画祭なんですけど、そのタイミングで初めてお声をかけていただいて来られることができてすごく嬉しいです」と笑顔を見せていた。
この日の夜には「エンディングライブ 島ぜんぶでおーきなバンドステージ」と題した野外ライブイベントも行われ、かりゆし58、BEGIN、夏川りみ、元SPEEDの島袋寛子、きいやま商店らが観客を魅了。地元出身のアーティストのおなじみの楽曲に、集まった人たちは時に一緒に歌い、時に指笛を鳴らしながら聞き入っていた。
特に会場のボルテージが上がったのが島袋が「Body&Soul」を歌った場面。1996年にリリースされた大ヒット曲にして、カラオケの定番ソングとして今でも親しまれるSPEEDの名曲を島袋が力強い声で歌い上げ、ともにステージに立った夏川との豪華なコラボも実現した。
最後はガレッジセールに呼ばれ、芸人たちもステージに登場し、BEGINの比嘉栄昇と比嘉のモノマネをした芸人・セブンbyセブンの玉城泰拙(たまきだいせつ)の2人が並んで、会場が笑いにつつまれる一幕も。恒例となっている明石家さんまのメッセージビデオからの「笑顔のまんま」の合唱、そして打ち上げられた花火とたくさんの笑顔が沖縄の夜に咲く中で、今年の沖縄国際映画祭は幕を下ろした。2019年は4月18日~21日に開催されることも発表された。(編集部・海江田宗)
「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」の受賞作品は下記の通り。
■「JIMOT CM COMPETITION 全国46都道府県部門グランプリ」
「京都府京丹後市 チャレンジつねよし百貨店実行委員会 東田一馬さま」の作品
■「JIMOT CM COMPETITION 海外部門グランプリ」
「YouMeネパール代表理事 シャラド・ライさま、公益財団法人味の素ファンデーション栗脇 啓さま」の作品
■「JIMOT CM COMPETITION 沖縄41市町村部門」
「与那原市 よなばる応援団さま」の作品
■「おーきな観客賞」
『レオン』
■「おーきな観客賞 外国語映画部門」
『蕭何、月下に韓信を追う』
■「クリエイターズ・ファクトリー2018 U-25映像コンペティション」グランプリ
『親知らず』
■審査員特別賞
『ED あるいは (君がもたらす予期せぬ勃起)
『憧れ』