覆面アーティスト・バンクシーの影響力に迫る『バンクシーを盗んだ男』8月公開
世界中にファンを持つ覆面グラフィティアーティストのバンクシーと彼の絵がもたらす影響力に迫るドキュメンタリー映画『バンクシーを盗んだ男』が、8月4日より全国で順次公開される。
【写真】バンクシー前代未聞の展示会の模様に肉薄『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』
バンクシーがパレスチナとイスラエルを分断する巨大な壁の一部に描いた絵「ロバと兵士」。この絵がパレスチナで反感を買い、怒った地元住民が壁面を切り取ってオークションに出品する事態に。最高額の入札者に売ろうと試み、海を渡って美術収集家たちが待つ高級オークションハウスへ送られる。バンクシーという人物、そして数千万円から1億円という高額で取引される彼のアートが、紛争地区をはじめ世界の人々にもたらす影響の先に見えてくるものとは?
ナレーションは “パンクのゴッドファーザー”こと米ロック界の生ける伝説イギー・ポップが務めている。
街中にゲリラ的に作品を残すことで知られるバンクシーは、自らメガホンを取りユーモアたっぷりにアート界に迫ったドキュメンタリー映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』で、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたこともある。(編集部・小松芙未)