ドラマ終了危機に追い込んだ俳優が謝罪
テレビドラマ「リーサル・ウェポン」でマーティン・リッグスを演じているクレイン・クロフォードが、番組をキャンセルの危機に追い込んだ自分の態度をInstagramで謝罪した。
それによると、今シーズンに入ってからクレインは2度の戒告を受けたとのこと。一つ目は撮影現場の環境が安全でなく、きちんとした仕事ができないと感じたため、ゲスト監督と助監督にぶちキレた時だそう。Deadlineによると、この事件は公園でクレインを含む感情的なシーンの撮影中、近くのビルからの騒音で音響に問題が発生し、クレインがキレ、監督と助監督と派手に口論をしたそう。事件後、彼は謝罪し、制作会社の指示通りセラピーも受け、自分のギャラから相当な額を監督に分け与えたという。結局、この監督はクレインの態度に嫌気がさし、2エピソード目を完成させることなく番組を去っている。
二つ目の戒告はクレインが監督したエピソードで、ある俳優が爆発か何かの破片が当たったことで安全性に問題があると懸念を示し、もめた件だったという。クレインは名指ししていないが、マータフを演じているデイモン・ウェイアンズだったそう。撮影は翌日まで延期されたが、デイモンは安全性の問題から、このシーンで拳銃を持つことや階段を走り下りることを拒否し、クレインと言い争いに発展。その後、二人は口も利かなくなったと伝えられている。
「僕はスタッフとキャスト全員を愛し、尊敬し、大切に思っています。また、これだけ多くの人の職を意図的に危険にさらすようなことを絶対にしません。一緒に仕事をしている人全員に感謝し、尊敬しています。みんなの力が必要なのです。いい仕事をしようとする僕の情熱が撮影現場での居心地を悪くしたり、努力をないがしろにしていると感じたならば謝ります。また、僕の事件で『リーサル・ウェポン』に対し、マイナスの報道がされていることも全スタッフとキャストに謝罪したいと思います」とクレインはつづり、ファンが自分と番組を見捨てないことを願うと言っている。
このドラマはデイモンの要望で、撮影前の台本の読み合わせがないのだという。そのため、脚本の手直しなどは撮影直前のリハーサルだけでやるしかなく、スタッフも大変なのだそう。そのためか、脚本家の入れ替わりも激しいらしい。また、現場をまとめるベテランのエグゼクティブプロデューサーが現場にいないことも、このような事態に発展した原因の一つだとDeadlineは報じている。
「リーサル・ウェポン」が更新されるかどうかは2週間以内には発表されると思われる。(澤田理沙)