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広末涼子、憧れの舘ひろしと初共演「女優になって20年…」万感の思い

広末涼子
広末涼子

 女優の広末涼子が10日、都内で行われた映画『終わった人』(6月9日公開)の完成披露会見と舞台あいさつに出席。本作で初共演した舘ひろしの大ファンであることを本人の前で告白すると、「小さい頃に憧れていた人と仕事をするとこんなふうにドキドキするんだなって思いました。ふとした時に緊張したり、不思議な感覚になる。女優になって20年。新鮮な感覚でした」と万感の思いを打ち明けた。

【写真】黒木瞳、艶やかな装いで舘ひろし、広末涼子らと『終わった人』会見へ

 定年退職し世間から終わった人と見なされた元サラリーマン・壮介(舘)の悲哀と、そんな夫と向き合えない妻・千草(黒木瞳)の関係をハートフルに描く本作。壮介に密かに思いを寄せるカルチャースクールの受付嬢・久里にふんし、夫婦を脅かす存在を演じた広末だが、実は舘、黒木の大ファンだったとのこと。「大好きな黒木瞳さんと、わたしが小さい頃見ていた『あぶない刑事』の舘さん。『あぶない刑事』の柴田恭兵さんと舘さんの走り方まで真似していたんです。憧れの舘さんは(自分の想像していた)舘さん像そのままでした」。

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憧れの舘ひろしと

 「終わっていない2人が演じるからいいんだって思いました。終わらなさそうな2人だから、夢がある、コメディーにもできる話になるんだなって思いました」と続け、「2人が美しすぎて、こんな夫婦いないだろうって。2人の素敵さに本当に驚かされました」と舘&黒木の夫婦像を称えた。

 自身の役については「なかなか共感しづらい役。舘さんに恋心を抱かれる役。でも、愛人とも違うし、不倫相手でもない。天然さとマイペースさがそうさせてしまうのかなと考えつつ、監督とお話をしながら役を作らせてもらいました」とコメント。舘は「この人、本当に小悪魔のような人。透明感があるけどぐっと迫ってくる。久里とのシーンは演じていて本当に楽しかったです」と照れ笑い。広末は「わたしも楽しんでいただけて幸せです」と話していた。

 会見には主演の舘ひろしのほか共演者の黒木瞳、田口トモロヲベンガル、原作者の内館牧子中田秀夫監督が出席した。(取材・文:名鹿祥史)

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