「ピーキー・ブラインダーズ」が最優秀ドラマシリーズ BAFTAテレビアワード発表
イギリスで放送されている優秀なテレビ番組を表彰するBAFTAテレビ・アワード(正式名称バージンTVブリティッシュ・アカデミー・テレビジョン・アワード)が5月13日(現地時間)にロンドンで発表され、「ザ・クラウン」などを抑えて「ピーキー・ブラインダーズ」が最優秀ドラマシリーズに輝いた。
「ピーキー・ブラインダーズ」は、映画『ダンケルク』などのキリアン・マーフィ主演で、第1次世界大戦後のイギリスを舞台に、街を牛耳る凶暴なギャングと、ギャング一掃のため北アイルランドから送り込まれた警部キャンベルの戦いを描いたドラマ。
昨年、最多5部門ノミネートながらも無冠に終わるという番狂わせを起こした「ザ・クラウン」は、英国女王エリザベス2世役のクレア・フォイが今年も主演女優賞を獲得できなかったが、マーガレット王女を演じたヴァネッサ・カービーが助演女優賞に輝いた。同ドラマからはクレアとヴァネッサの降板がすでに発表されており、新シーズンからは、エリザベス2世をオリヴィア・コールマンが演じ、ヘレナ・ボナム・カーターがマーガレット王女にふんすることになっている。
主演女優賞は「スリー・ガールズ(原題) / Three Girls」のモリー・ウィンザーが、主演男優賞は「ブロークン(原題) / Broken」のショーン・ビーンが獲得。国際部門のドラマ賞は「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」に贈られている。(澤田理沙)