『焼肉ドラゴン』の新星・大江晋平、真木よう子ら3姉妹に「いい匂いがする」
多数の演劇賞に輝いた名作舞台を映画化する『焼肉ドラゴン』(6月22日公開)の公開に合わせ、都内の「渋谷肉横丁」とのタイアップ店「焼肉ドラゴン」が期間限定でオープンすることが決まり、22日に行われたオープニング記念イベントに、キャストの真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、大江晋平が来店。本作が映画デビューとなる18歳の大江は「撮影はこれ以上ないくらい緊張しました」と言いながら劇中、姉弟関係にあった真木らに「現場で3人の姉さんたちは、いい匂いがしました」と無邪気な笑顔を振りまいた。
万国博覧会が開催された1970年の関西の地方都市を舞台に、高度経済成長に浮かれる時代の片隅で、小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む一家が、時代の波に翻弄されながらもたくましく生きる姿を描く本作。『月はどっちに出ている』『愛を乞うひと』などの脚本家としても知られる鄭義信が、自身の舞台を自ら映画化。6人家族の長女・静花に真木、次女・梨花に井上、三女・美花に桜庭、末っ子の長男・時生に大江という配役。大江は、映画初出演にして、学校でいじめを受け心を閉ざす難役を見事に演じ切った。
撮影を振り返り、大江は「人前で演技をすること自体、今回が初めてでしたが、スタッフさん、共演の姉さんたちに優しくしていただいて、自分なりに思いっきり演技できました」と初々しい感想。劇中の姉たちも「大江くんはとにかくダンスが上手で、セリフ回しもその感覚からか、とても初めてとは思えなかった」(真木)「すごく人懐っこくて、みんなに可愛がられていて、撮影の空き時間に相手をしてもらいました」(井上)など、大江の愛されキャラぶりをアピール。
一方、桜庭が「わたしは『お姉さんたちっていい匂いがする』って言われました」と暴露すると、大江は「一人一人違う、いい匂いがするんですよ。この匂いは井上さんだとか、わかるようになって」と照れ笑い。さらに「焼肉」にちなんで、「肉食系女子は好き?」と進行役から聞かれた大江は「うれしいですけど、どう対応していいか……得意ではないです」とタジタジになり、笑いを誘っていた。
タイアップ店「焼肉ドラゴン」では開店期間中、静花(真木)、梨花(井上)、美花(桜庭)、時生(大江)と、梨花の婚約者・哲男(大泉洋)のそれぞれの役柄をイメージしたオリジナル肉メニュー5品などを提供する。(取材・文/岸田智)
「焼肉ドラゴン」は東京・渋谷肉横丁3階にて5月23日より7月22日までオープン