シャーリーズ・セロン、セクハラ訴えた実在のキャスターに
映画『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、その後も『ハンコック』『アトミック・ブロンド』など数々の話題作に出演してきたシャーリーズ・セロンが、Foxニュースのキャスター、メーガン・ケリー役に挑戦することが決定したと The Hollywood Reporter ほか複数メディアが報じている。
本作は、アンナプルナ・ピクチャーズが製作する予定のタイトル未定の映画で、監督はテレビ映画『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』、映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』のジェイ・ローチがメガホンを取り、映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のチャールズ・ランドルフが脚本を担当している。
そのストーリーは、Foxニュースのキャスター、メーガン・ケリーらからセクシャル・ハラスメントで訴えられ、FoxニュースのCEOの座を退いたロジャー・エイルズを描いたもので、メーガン・ケリーの他に、ビル・オライリー、ルパート・マードックらFoxニュースに関わった人物も含まれているそうで、その配役も気になるところ。
メーガン・ケリーは、1970年ニューヨーク州のシラキュースで生まれ、オールバニー大学の法科大学校から法務博士の学位を得て、Foxニュースに法的な専門で関わった。後に冠番組「The Kelly File」で司会を務め、世界で最も影響力のある人物に選ばれたことがあったが、Foxニュースの(当時の)CEOロジャー・エイルズのセクハラが発覚し、自身も彼からセクハラを受けたことを告白し、FoxニュースからNBCニュースに移った。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)