ファンタジー小説「ゲド戦記」再び映画化へ
ファンタジー小説「ゲド戦記」シリーズの映画化が再び企画されている。『ナイトクローラー』『少年は残酷な弓を射る』『フィクサー』などを手掛けてきたプロデューサーのジェニファー・フォックスが、シリーズの映画化権を獲得したとDeadlineなどが報じた。
日本では全6巻から成る「ゲド戦記」シリーズは、魔法が息づく多島海世界“アースシー”を舞台に、魔法使いゲドの若き日から晩年までを描いた壮大なファンタジー。2004年には米Syfy局で「ゲド/戦いのはじまり」としてミニシリーズ化、2006年にはスタジオジブリが『ゲド戦記』としてアニメーション映画化したことでも知られる。
原作者アーシュラ・K・ル=グウィンさんは今年1月に亡くなっているが、ジェニファーはその前に許可を得ていたといい、これから原作を脚色する脚本家及び、配給探しに取り掛かることになる。後のファンタジー小説の多くに影響を与えたとされる古典がどのような形で映像化されるのか、注目のプロジェクトとなりそうだ。(編集部・市川遥)