ウェス・アンダーソン『犬ヶ島』冒頭から日本描写がすごすぎ!
ウェス・アンダーソン監督が日本を舞台に描いたストップモーションアニメ映画『犬ヶ島』から、神社や和太鼓など細部にまでこだわりを感じさせる本作の世界観を堪能できる本編冒頭3分間が公開された。
日本を舞台に、ドッグ病の大流行によって犬ヶ島に隔離されてしまった愛犬を探す少年アタリと犬たちの仲間の壮大な冒険をストップモーションアニメーションで描いた本作。ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートンら豪華ボイスキャストに、日本からもRADWIMPS・野田洋次郎、村上虹郎、渡辺謙、夏木マリらが参加している。
そして今回公開された冒頭映像では、隅々までこだわりの詰まった神社の境内や神主の仕草、そして屏風絵のような伝統絵画など、とても忠実に描かれる日本文化に思わず目を見張ってしまう。日米を代表するキャストたちの名前が英語と日本語の両方で紹介されていく中、波打つ革まで表現された和太鼓の演奏シーンは迫力たっぷり。
先週、本作を引っ提げ来日していたウェスは、「2004年にはじめて来日したとき、本当に日本が大好きになったよ。その時は絶対に日本を舞台に映画を撮りたいという気持ちで日本を離れたんだ。制作が始まった6年前から日本での公開を、皆さんの前に立つこの瞬間を、本当に楽しみにしていた。世界中で一番に来たかった場所だよ」と日本愛を炸裂させていたが、この日本冒険絵巻の幕開けともいうべく冒頭映像からも日本への愛がひしひしと伝わってくる。(編集部・石神恵美子)
映画『犬ヶ島』は全国公開中