『ワンダー 君は太陽』天才子役が再来日!撮影裏話を告白
映画『ワンダー 君は太陽』のジャパンプレミアが31日都内で行われ、主演のジェイコブ・トレンブレイくんとスティーヴン・チョボスキー監督が来日し、ゲストの藤本美貴、鈴木福と共に登壇した。
本作は、R・J・パラシオによる児童小説の映画化。先天性の障害により人と違う顔をもつ少年オギー(ジェイコブ)が、母・イザベル(ジュリア・ロバーツ)や父・ネート(オーウェン・ウィルソン)ら家族の愛を勇気に変え、困難に立ち向かいながら生きる姿を描く。
『ルーム』(2016)以来2年ぶりに来日したジェイコブくんは「コンニチワ」とあいさつし「日本はお気に入りの国なので、また来ることができて幸せです」とにっこり。東京ディズニーランドやハリネズミカフェ、原宿などを訪れ、日本を満喫していることを語った。チョボスキー監督も2度目の来日だが、日本での舞台あいさつは初めてで「コンニチワ。ここに来られて嬉しい」とあいさつし、「もともと日本は好きだけど、より愛情が深まったよ」と再来日にほおを緩めた。
その後、作品について尋ねられると、ジェイコブくんは「やりがいのある楽しい役で、僕との共通項がいっぱいあったし、今までの役と全然違ってエモーショナルで、そういうシーンを演じることが本当の芝居だと思う」と役者の醍醐味と本役に惹かれた理由を説明。続けて「原作や脚本を読んで、すごくやりたいと思ったから、決まった時はワクワクしました」と回顧した。
また、名優たちとの共演について「オーウェンはとても愉快で、いつもジョークを言っているけど、コメディーだけではなくてエモーショナルなシーンもできる素晴らしい役者」とコメント。続けて「ジュリアの演技は見ているだけで勉強になる。一番学んだのは、集中して役になるということ」と振り返ったジェイコブくん。劇中で大好きな『スター・ウォーズ』シリーズのキャラクター、チューバッカとも共演しているといい、「楽しかった」とさらに喜んでいた。
しかし苦労もあったというジェイコブくん。オギーになるための特殊メイクに関しては「居心地がいい時もあったけど、すごくかゆくて破りたいと思ったこともありました。でも、とても高額なものなので、それはしちゃいけないなと思いました」とぶっちゃけ、会場の笑いを誘っていた。
この日は、劇中でオギーがいつもかぶっているヘルメット仕様の特製提灯をプレゼントされる場面もあり、ジェイコブくんは「僕の部屋に飾ったらクールだと思う。引っ越したばかりだから、すぐに飾ります!」と大感激。去り際には、ファンの握手やサインを求める声に笑顔で応じていた。(取材:錦怜那)
映画『ワンダー 君は太陽』は6月15日より全国公開