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『シンデレラ』チャーミング王子の声を担当した米俳優が死去

フィップスさんが声優を務めたチャーミング王子(左) -写真は映画『シンデレラ』より
フィップスさんが声優を務めたチャーミング王子(左) -写真は映画『シンデレラ』より - RKO Radio Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 ディズニー映画『シンデレラ』(1950)でチャーミング王子の声を担当した米俳優ウィリアム・フィップスさんが現地時間1日に死去した。96歳だった。Deadlineほか各メディアが報じている。

【画像】フィップスさんも出演したテレビドラマ「トワイライト・ゾーン」

 アメリカ・インディアナ州で生まれたフィップスさんは、1941年にイースタン・イリノイ大学に進学。第2次世界大戦中は海軍に入隊し、戦場から帰還した1945年に、俳優を目指し養成学校に入学した。

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 アカデミー賞作品賞にノミネートされた映画『十字砲火』(1947)で俳優デビューを果たしたフィップスさん。その後、『宇宙戦争』『惑星アドベンチャー/スペース・モンスター襲来!』など1950年代のSF作品に出演。また、映画だけではなく、人気SFドラマ「ミステリー・ゾーン」や「バットマン」などのテレビドラマにも出演し、数多くの映画・ドラマに参加した。

 中でも、ディズニー映画『シンデレラ』でチャーミング王子の声優を務めたことが有名である。ウォルト・ディズニー自らがフィップスさんを起用したというエピソードがあり、Hollywood Reporter では、当時ディズニーがフィップスさんに100ドルを支払い、彼のためにリムジンも手配したという、本人の証言を取り上げている。

 彼の友人である作家トム・ウェイバーが明かしたところでは、フィップスさんは肺がんによる合併症のため、カリフォルニア州・サンタモニカのUCLAメディカルセンターで息を引き取ったという。(編集部:倉本拓弥)

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