井ノ原快彦、主演ドラマ撮了!寺尾聰の言葉が「何よりも僕の宝物」
テレビ朝日系で放送中の刑事ドラマ「特捜9」(毎週水曜夜9時~)がクランクアップを迎え、主演のV6・井ノ原快彦が3か月間の撮影を駆け抜けた心境を明かした。警視庁刑事部・特別捜査班の主任・浅輪直樹にふんした井ノ原は、自身を支えたこととして「主役ってどういうものなのだろうと、自分に問いかける日々でした。でも『お前が主役だからオレは出るんだ』と寺尾さんに言っていただけたことが何よりも僕の宝物、そして力になりました」とベテランの寺尾聰から送られた言葉を挙げている。
一足先に最後のシーンを終えた羽田美智子、吹越満、津田寛治、田口浩正、山田裕貴、原沙知絵ら特捜班の面々は、涙ながらにあいさつ。「もし続きがありましたら、どうか新藤をクビにしないでください!」(山田裕貴・新藤亮役)、「今、ものすごく寂しい気持ちです……」(吹越満・青柳靖役)、「12年間でここまで成長を遂げたイノッチの姿はまぶしくて美しくて、頼もしかった!」(羽田美智子・小宮山志保役)と撮了を名残惜しんだ。また、特捜班メンバーよりも前にアップしていた新人鑑識課員・佐久間朗役のジャニーズJr.宮近海斗は、先輩の井ノ原から花束を贈られた際に「自分自身、もっともっと成長して、次に皆さんとお会いするときは、“朗くん”じゃなくて“朗さん”になれるよう頑張りたいと思います」とさらなる成長を誓っていたという。
そして、警視総監室での撮影を終えた井ノ原と寺尾は、がっちりとハグ。“座長”としてスタッフ&キャストを引っ張ってきた井ノ原を、寺尾が「今、ハッキリわかるのは井ノ原快彦が主役として、“太さ”を見せてくれるようになったこと。これからの井ノ原快彦がとても楽しみです」と称えた。一方、井ノ原の「もし寺尾さんに出会っていなかったらと考えると、本当にゾッとします。これから先、自分の50代を考えたとき、寺尾さんと出会えたことが僕の財産になりました」という言葉からは、寺尾との出会いが自身にもたらしたものがいかに大きかったかがうかがえる。
12年にわたって親しまれてきた人気シリーズ「警視庁捜査一課9係」の新章となる本作では、寺尾演じる新班長・宗方朔太郎のもと、主任の浅輪(井ノ原)ら難事件に挑む個性豊かな刑事たちの活躍が描かれてきた。13日に放送される最終回では、法務大臣夫人が刺殺された事件の捜査が進行するなか、9係が解散させられた1年前の事件、そして宗方が辞職することになった5年前の事件の真相が浮かび上がるという。(編集部・石井百合子)
「特捜9」最終回拡大スペシャルは6月13日21時~22時9分、テレビ朝日系24局ネットで放送