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20歳の西城秀樹さんを追った音楽ドキュメンタリー、43年ぶりに再上映

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20歳の西城さんの全国公演を追った。
20歳の西城さんの全国公演を追った。 - (C)1975松竹株式会社

 5月16日に亡くなった西城秀樹さん(享年63)のドキュメンタリー映画『ブロウアップ ヒデキ』(1975)が、劇場公開から約43年ぶりに再上映されることになった。7月17日に東京・Zepp DiverCity、愛知・Zepp Nagoya、大阪・Zepp Namba で上映される。

【写真】『ブロウアップ ヒデキ』約43年ぶりに再上映

 『ブロウアップ ヒデキ』は、20歳を迎えた西城さんが、1975年の夏に全国15か所で行った公演「西城秀樹・全国縦断サマー・フェスティバル」の模様を追った音楽ドキュメンタリー。趣向を凝らしたショー構成や、圧倒的な歌唱力、キレのあるパフォーマンスで観客を熱狂させる西城さんの姿を捉えた。3か月余りにわたって追い続ける中で、合間に設けられた1日のオフに沖縄の砂浜で夏を楽しむ姿や、ステージを降りて1人の青年に戻った西城さんがためらいながらも自分の言葉で青春や愛を語るインタビューも記録されている。

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 生前の西城さんから了解を得ていたという今回の再上映では、最新のデジタル技術を駆使して元のフィルムから画と音をきれいによみがえらせ、ライブハウスであるZepp3会場の音響システムを使って大音量で上映。75年のライブを疑似体験するかのような感覚を味わえる。

 西城さんは、2015年に本作がDVD化された際に「正直あの頃の記憶がほとんどありません」と告白しながら、「ただただがむしゃらに突っ走っていただけでした。とにかく人の喜ぶことがしたい。おもしろそうだと思うこと何でもやってみたい。それが全てだったと思います」と当時を振り返っている。そして「改めて映像を観てみると、次は一体何をやらかすんだろうと、ワクワクしながら二十歳の西城秀樹を見ている僕がいました。また、あの頃は気づきませんでしたが、70年代のいとなみが映像として随所に描かれていて、僕が大好きだったウッドストックの映画に雰囲気が似ていたのも新たな発見でした。携帯電話も無かった時代、全てが手作りでみんなが一つの目標に向かってがむしゃらになっていたあの頃、しみじみ良い時代だったと思います」とコメントしていた。(編集部・小松芙未)

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