山寺宏一に梶裕貴がケーキをア~ン!57歳の誕生日を祝福
映画『ニンジャバットマン』公開記念舞台あいさつが16日に都内で行われ、翌17日に57歳の誕生日を迎える声優の山寺宏一を声優&スタッフが祝福。ロビン役の梶裕貴が、山寺にケーキを「ア~ン」する一幕があった。
この日は山寺&梶のほか、ジョーカー役の高木渉、キャットウーマン役の加隈亜衣、ハーレイ・クイン役の釘宮理恵、水崎淳平監督、脚本の中島かずき、キャラクターデザインの岡崎能士も来場。バットマンの声優を務めた山寺は、満場の拍手に「ああ、良かった」と安どの表情を見せた。
アメリカで開催された先行上映では、満足度100%を記録。日本でも公開館数を大幅に拡大するなど、注目の中での公開となったが、水崎監督は「朝からこんなものを観せてすみません。役者の皆さんは悪くないんです」と謝罪して会場を笑わせつつも、「アメリカでは卵が飛ぶんじゃないかと身構えていた部分があったけど、拍手をいただいて。こうやって日本でも拍手をいただいて。やっと寝られるかなと思います」とホッとした様子。それは中島、岡崎といったクリエーターチームも同じだったようで、「やはり完成から1年くらいたつと、待っている間に不安が大きくなってくるものなんですよ」とその思いを語った。
本作でバットマンを演じたことについて、山寺は「何回かバットマンの声をやっていますけど、(『レゴバットマン ザ・ムービー』のような)かまってちゃんみたいな、ギャグ寄りのバットマンをやってきたので、こんなにカッコいいバットマンなんてと、その違いにビックリして。とにかく日本発のこんなクオリティーの高い作品に参加できてうれしいです」と晴れやかな顔を見せた。
そしてバットマンの宿敵を演じるのは高木。「ものすごいプレッシャーを感じましたね。なんとか(バットマンを)困らせたいと思って。いらついてくるほどこっちも楽しくなってくる。そういうことを念頭に置いてやりました」と述懐すると、山寺も「いろんな意味でいらつきました」と笑ってみせた。
翌日の6月17日は山寺の誕生日ということで、会場にはバットマンマークのケーキが登場。全員で山寺の誕生日をお祝いすることになった。梶からのファーストバイトでケーキを口にした山寺は「自分の誕生日の前日に、この最高の作品の舞台あいさつができてうれしいです。励みになります」と感謝。翌日には57歳になるということで、「あと3年で還暦です」と明かし、会場を沸かせた。
本作は、犯罪都市ゴッサムシティから日本の戦国時代にタイムスリップしたジョーカーたちによる歴史改変を阻止するため、バットマンが戦うさまを描き出したアニメーション映画。(取材・文:壬生智裕)
映画『ニンジャバットマン』は全国公開中