ますむらひろし×北斎のコラボ「猟師図」初公開 企画展6月26日より開催
ますむらひろしの漫画「アタゴオル」の世界と葛飾北斎の浮世絵を合体した作品を展示する「ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL×HOKUSAI」が、6月26日から8月26日まで、東京・すみだ北斎美術館で開催。新作の「漁師図」が初公開される。
代表作である「アタゴオル」シリーズのほか、長編アニメーション映画『銀河鉄道の夜』(1985)、『グスコーブドリの伝記』(2012)など宮沢賢治の童話の漫画&アニメ化作品の原案、原作者として知られるますむら。2016年に八王子市夢美術館で開催された「ますむらひろしの北斎展」などで披露された「アタゴオル×北斎」作品の魅力は、主人公・猫のヒデヨシをはじめとする「アタゴオル」のキャラクターたちが、北斎が描いた日本の美しい風景に違和感なく溶け込んでいるところ。本企画展では、美術館所蔵の北斎作品とますむらの作品を一部並列して展示。両者を比較しながら観られるのも一興だ。
企画展は3章で構成。ますむらがライフワークとして制作し続けた漫画「アタゴオル」シリーズ、同作と北斎の代表作「冨嶽三十六景」がコラボレートした「アタゴオル×北斎」の世界、「アタゴオル」シリーズの漫画原稿やイラスト、初期作品の資料などを展示。ますむらが使用した筆、シャーペン、万年筆、ペン先、絵具皿などの道具も鑑賞できる。(編集部・石井百合子)
「ますむらひろしの北斎展 ATAGOAL×HOKUSAI」は6月26日~8月26日、すみだ北斎美術館で開催
(前期:6月26日~7月29日・後期:7月31日~8月26日で展示替えを実施、休館日:毎週月曜日・7月16日は開館、7月17日は休館)