浜辺美波、『センセイ君主』の攻めた演技は竹内涼真のおかげ
女優の浜辺美波が18日、都内で行われた映画『センセイ君主』(8月1日公開)のスペシャルステージイベントに登壇し、ダブル主演の竹内涼真のおかげで「攻めた演技」ができたことを明かした。この日は、佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS)、川栄李奈、新川優愛、月川翔監督も来場した。
本作は、浜辺がちょっぴりおバカなパワフルヒロイン・佐丸あゆは役、竹内がイケメンで頭脳明晰だけど冷徹でヒネクレ者な高校教師・弘光由貴役を担当した学園ラブコメディー。浜辺は自身の知名度を一気に上げた映画『君の膵臓をたべたい』(2017)とは打って変わって、モノマネや変顔などに挑戦している。
浜辺は「戸惑いがあったりすると(演技に)出ちゃうと思ったので、台本を開く前に羞恥心を捨てました。変顔でも何でもこいと思ってやりました」と吐露。さらに、「監督が不安になっている」という噂を聞いていたことを明かし、「それを吹き飛ばしてやろうという思いを抱えながらやりました」と力を込めた。
その浜辺の演技は本読みの段階で完成度が高く、「すごかったですよ。びっくりして、面白すぎて」と舌を巻く竹内。とはいえ、演技は共演者との掛け合いによって成り立つもので、竹内が「最初は上手くいかなかった」と振り返ると、浜辺も「ヤバイいかな……と思いましたね」と同調した。しかし、「段々僕らのコンビネーションができあがっていった」と竹内が説明すると、浜辺は「攻めに攻められたのは竹内さんが先生だったから」と感謝。そんなうれしい言葉に、竹内は「美波ちゃんのおかげだよ」と頬を緩めていた。
この日は、佐藤のフライングトークにより、劇中で浜辺が金八先生のモノマネをしていることを暴露される場面もあり、竹内は「似てる、似てないの次元を超えたモノマネが観られると思います」とアピールした。また、変顔について浜辺は「小さい頃からつちかってきた浜辺家の血を呼び起こしました」と紹介。月川監督は「頼んでもいないのにいろんなことをやって想像を超えてくれました」と浜辺のコメディエンヌぶりを絶賛していた。(取材・文:錦怜那)