森崎ウィン、夢はアカデミー賞!無限の可能性を語る
映画『レディ・プレイヤー1』のダイトウ役で、その名を世界に知られることになった森崎ウィン。20日に自身初のビジュアル&インタビュー本が発売されたことにあたって、今後の夢や目標、自身の可能性について語った。
森崎は、1990年ミャンマー生まれの27歳。ミャンマー人の両親が日本で働いていたことがきっかけで10歳のころに日本に移住し、14歳で芸能活動を始めた。俳優業のかたわら、2008年に加入したダンスボーカルユニット・PrizmaXでは、ボーカルを務めるなど、マルチな才能の持ち主だ。そんな森崎だが、日本に来て間もないころは言葉がわからず、学校ではいじめられたこともあった。しかし、「すごく負けずぎらい」でどんなことがあってもくじけることはなかったといい、「置かれている環境が、僕をポジティブにさせている」と笑顔で話した。
森崎は、映画『レディ・プレイヤー1』である変化があったと述べる。「撮影の時は撮影でいっぱいいっぱいで、得たものはたくさんあったんだと思いますが、あの時のこと、といった具体的なことはあまりなくて」と正直に明かしつつ、「(同作の出演で)多くの取材を受けて、取材中に言ったことをやっていかなきゃ」と思うようになったという。森崎は、「有言実行」という信念を持っており、今回の取材でも、「10年以内にアカデミー賞を獲ること。グループで言ったらアジアツアーをまわること」と高らかに宣言してみせた。
2つの夢について、「何が必要かって言い始めたらきりがなくなっちゃう。とにかくその目標に向かって日々なにをするか。10年ってあっという間なので」と答える。自分に自信があるからこその夢なのかと尋ねると、「こうやって自分にプレッシャーをかけてるんです。『お前、こんだけ言っておいてアカデミー賞どころか、なんにも獲ってないじゃん!』となったら終わりじゃないですか」と自分を奮い立たせる。
さらに、「人って結果、努力なんですよ。生まれ持ってできる人もいます。もちろん。少なくとも俺はそっちのタイプではない」と断言。今回のハリウッド大作への出演については、「結果を出したからということではなくて新たなスタート地点に立ったという気持ち」と自分の状況を冷静に分析していた。
以前は、仕事について「自分がやりたいことと、相手が求めているものが違ったりする」と感じることもあったそうだ。しかし、そのことについても考え方に変化があり、「どんな仕事でも『ウィンが欲しい』と言っていただけるのはすごくいいことで、大事だなと思います。『やりたいやりたくない』じゃないんだなって。やりたいことももちろん持っていていいんだけれど、(求められている仕事をすることが)いずれやりたい仕事にぜったい繋がる」と確信している様子だった。
表現者として、「常に最前線で戦えるエンターテイナーでいたい」と力強くコメントした森崎。「何を求められているかを知ることで、自分の見せ方も変わってくるだろうし、まだ知り切れてないところもあります」と自分自身の未知の部分に、新しい発見があるのではないかと目を輝かせていた。(編集部・梅山富美子)
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