『スター・ウォーズ』スピンオフシリーズ、製作が一時中断か
映画『スター・ウォーズ』のスピンオフシリーズの製作を、ルーカスフィルムが中断したと、Colliderが独占で報じている。
映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』US版予告編
ルーカスフィルムは、2016年から『スター・ウォーズ・ストーリー』という副題でスピンオフ作品を展開。これまで、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』を製作し、人気キャラクターの知られざる物語や、エピソード間の出来事を描いてきた。
現在も、オビ=ワン・ケノービやボバ・フェットの単独映画が企画中と報道されていたが、製作に詳しい関係者が同サイトに語ったところでは、スピンオフシリーズの製作は保留になっているという。ボバ・フェットのスピンオフに関しては、先日『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールドが、監督・脚本で参加交渉に入ったと報じられたばかりである。
中断の理由について同サイトでは、『ハン・ソロ』の興行収入が他の『スター・ウォーズ』作品と比べて振るわなかったことが理由の一つではないかと分析している。ただ、同作が全米公開された5月下旬は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『デッドプール2』といった大作が上映されていたことも、少なからず興収に影響したのではないかとされている。また、現地時間19日までで、『ハンソロ』の全米興収は1億9,619万4,730ドル(約210億円)、全世界興収は3億4,329万7,558ドル(約370億円)を記録。来週末に日本公開も控えているため、世界興収はさらに伸びることが予想される。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
ルーカスフィルムは、スピンオフ製作を中断する代わりに、2019年公開予定の『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』の製作に専念するという。また、ライアン・ジョンソンがプロデュースする予定の新3部作、「ゲーム・オブ・スローンズ」のデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが手掛ける3部作に関しても同様に製作は継続される。
『スター・ウォーズ』のスピンオフ作品は、監督交代や再撮影など製作が難航するケースが多かった。中断の報道が事実であるとすれば、今後、再開の可能性はあるのか気になるところだ。(編集部:倉本拓弥)