高杉真宙の繊細な演技!青春映画『世界でいちばん長い写真』
23日に初日を迎えたばかりの新作映画『世界でいちばん長い写真』で主演を務めた高杉真宙。消極的で将来の希望がなかったが、一台のカメラとの出会いによって人生を変えていく高校生・宏伸の青春を「繊細な演技」で表現している。
本作は、「武士道シックスティーン」「ストロベリーナイト」などで知られる作家の誉田哲也による同名小説を映画化。一人の男子高校生が成長していく様子をつづった作品で、愛知県の高校で実際にあった出来事が基になっている。
今年公開された『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』でゆるふわモテ男子役、『君が君で君だ』(7月7日公開)ではヒロインに借金を肩代わりさせる“クズな彼氏”役と、幅広い役柄を担当している高杉。今作で挑んだのはカメラ部に所属している引っ込み思案な性格の宏伸だ。
部長の三好奈々恵(松本穂香)に消極的な姿勢を怒られてばかりの宏伸だが、360度撮影できるというパノラマカメラとの出会いにより日々が少しずつ色づいていく。伏し目がちで部長に怒られても言い返さない宏伸を高杉は好演しており、これまでの作品とは一味違う新たな一面を見せている。
高杉は、特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武/ガイム」や、「ファブリーズ」のCM一家の息子役で注目を浴びた1996年生まれの21歳。今年は、映画『虹色デイズ』(7月6日公開)、『君の膵臓をたべたい』(9月1日公開)、『ギャングース』(今秋公開)と、声優を含めると4本の主演作品が公開される人気若手俳優の1人でもある。(編集部・梅山富美子)