窪田正孝、30代への想いを語る!初のフォトブック発売で
俳優の窪田正孝が、9月2日に発売する初のフォトブック「マサユメ」の現場取材で、30代を迎えることの楽しみについて語った。
5月の暑い陽気の中、都内の公園で行われた現場取材。この日は、1日中写真集の撮影が行われ、窪田とカメラマンの齋藤陽道はリラックスした表情を浮かべながら撮影に挑んでいた。自身が出演している作品はあまり観ないという窪田は、本書について「普段、あんまり笑ってないんだと思ってたんですけど、意外と笑ってるんだなと気づかせてくれました。自分の顔を見る機会なんて歯を磨くときと鏡を見るときくらい」と自分と向き合えるいい機会をもらえたという。
窪田は、約7年前に雑誌の撮影で出会ったカメラマンの齋藤のことを「はるさん」と呼ぶ。Mr.Childrenなど人気アーティストのジャケット撮影を手掛けてきた齋藤について、「はるさんは、いつもいろいろな瞬間を見てくれていて、普段の写真とも違う自分の自然体な感じを引き出してくれます。長く一緒に仕事をやっているとやっぱり違う」と絶大な信頼を寄せていた。
窪田にとって同作は、20代後半から30歳にかけての貴重な瞬間を切り取ったものが凝縮された1冊となっている。本作の第1回目の撮影は2016年に行われ、2017年に初のカレンダーとして発売。2017年には米ロサンゼルスでも撮影が行われ、加えて29歳の誕生日の様子や、さらに今年になって撮影されたスキー場や水族館で遊んでいる写真のほか、ロングインタビューも掲載されている。
窪田は、約3年間にわたる撮影を振り返り、「あっという間でした。(8月に)30歳になるっていう実感もなくて。これからもいい歳の取り方をしたいです」と笑った。そんな窪田の30代の目標は、「いい奴になること」だといい、「本当は人付き合いが苦手。すごくマイペース」と告白した。今後、役者として人として成長していくために、「自分の殻ばっかり閉じこもってないでいこう」と考えているという。
30代は、いままでやったことのないジャンルの仕事をしたいとのことで、「バラエティー番組にも挑戦してみたいです。得られるものがあるんじゃないかなって」と前向きに語った。年齢を重ねることを前向きにとらえている理由は、「役者の先輩方から、30代になってからの方が楽しい」と言われることが多いからだという。自分の時間を大事にして、その経験を仕事に生かしたいといい、「年齢とともに求められる役は変わってくる。いつか親父役とかやってみたい」と貪欲な思いも語った。
また、ファンへの恩返しの意味も込めているという本書。「応援してくださる方がいないと成り立たない仕事」と話し、「これからもっと進化していきたい。この本は、成長の節目として見ていただけたら」と想いを述べた。(編集部・梅山富美子)
窪田正孝×写真家・齋藤陽道 フォトブック「マサユメ」は9月2日より発売