ポケモン映画初参加の野沢雅子、美女役と勘違いしていた!?
声優の野沢雅子が1日、都内で行われた『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』完成披露試写会に登壇。アニメ「ドラゴンボール」シリーズの孫悟空役などでお馴染みで、少年や老女役の声を担当することが多い野沢は、本作でキャリア初の美女役を演じられると勘違いしていたことを告白した。イベントには、芦田愛菜、川栄李奈、濱田岳、中川翔子、山寺宏一、松本梨香、主題歌を担当するポルノグラフィティ(岡野昭仁・新藤晴一)、矢嶋哲生監督も登場した。
ポケモン映画に初参加した野沢は「ヒスイ(役)・野沢雅子」と書いてある台本を見て、あまりにも役名が素敵で、「いよいよ美女をやれると思ったんですよ。一度もないですから」と期待に胸を膨らませたという。しかし、ヒスイはポケモンを毛嫌いする変わり者のおばあさんで、キャラクターの絵を見た野沢は「やっぱりね……」と落胆したそう。とはいえ、「最初はいじわるなおばあさんかな……と思ったんですけど、全然違います」と紹介すると、「すーっと自然体で入っていけました」とポケモン映画に携われた喜びをにじませながら、アフレコ時を振り返っていた。
今回で21年連続出演となる山寺は、「毎回出ているのにゲストと言われている」という理由から「なんちゃってゲスト声優の山ちゃんでーす!」と陽気にあいさつすると、「20回でキリがいいから卒業かなと思っていたけど、またお呼びいただいてありがとうございます」と感謝。そして、芦田が声を務めた謎の少女・ラルゴの父親・オリバー市長役を担当したことについて、「愛菜ちゃんのお父さん役ですよ! ずっと(テレビで)見ていた、本当に大好きで、すごいなと思っていた、その(愛菜ちゃんの)お父さん役。うれしかったです」と大はしゃぎした。
一方、主人公・サトシの声を21年間務めている松本は「初心に帰るつもりで(映画に)向かったので、ドキドキ、ワクワク、ハラハラ……みんながどんな風に思ってくれるのかなぁという気持ちでいっぱいです」と緊張感をのぞかせながら、「愛されるポケモンワールドをみんなと一生懸命作りました」とアピールしていた。
人気アニメ「ポケットモンスター」の劇場版シリーズ第21弾となる本作では、1年に1度の祭りで、伝説のポケモン・ルギアから恵みの風をもらう街を舞台に起こる、新しい仲間たちとの壮大な物語が描かれる。(取材:錦怜那)
『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』は7月13日より全国公開