カンニングをビジネスにする高校生描く『バッド・ジーニアス』予告編
カンニングをビジネスにする高校生チームを描き、タイで大ヒットを記録した映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(9月22日公開)の予告編が公開。天才女子高生のヒロイン・リンがテスト中に友人を救ったことを機に着手していく、危険なプロジェクトの一端が明らかになった。
本作は、プロデューサーが報道番組で、中国で発生した数々のカンニング事件を目にしたことから、アジア各国で深刻な問題になっている受験戦争に目を向け、企画を監督に提案。小学1年生の頃から成績はずっとオールA、中学時代は常に首席の才女・リン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)率いる高校生たちが、アメリカの大学に留学するために世界各国で行われる大学統一入試「STIC」の受験者たちをターゲットにビジネスを展開するさまが描かれる。
予告編は、決して裕福とはいえない父子家庭で育ったリンが進学校に転入するところからスタート。リンがテストの最中に鮮やかなテクニックで友人グレース(イッサヤー・ホースワン)を救い、その彼氏の御曹司パット(ティーラドン・スパパンピンヨー)がリンにビジネスを持ち掛け、リンはカンニングのテクニックを編み出し、徐々にチームを結成。最後に、天才苦学生バンク(チャーノン・サンティナトーンクン)を引き入れ、大舞台に挑んでいく。
前半は軽快なムードだが後半では次第に険しくなっていくリンの表情が印象的で、チームの面々を待ち構えるただならぬ試練を予感させる。
ちなみに、主要キャストの4人はいずれもタイで大人気で、とりわけ御曹司パット役のティーラドンはInstagramのフォロワー数180万人超となっている。(編集部・石井百合子)