坂口健太郎、ナウシカと話してみたい 韓国の会見で告白
俳優の坂口健太郎が、3日午後に韓国・ソウル市内で行われた映画『今夜、ロマンス劇場で』マスコミ向け試写会の会見に登壇した。坂口は前日の夕刻にソウル入り。空港には多くのファンが押し寄せ、韓国のアイドル並みの人気を見せた。
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坂口が韓国を訪れるのは3回目だが、「ファンの方ときちんと触れ合えるのは初めて」だと言い、「昨日は到着後すぐに焼肉を食べに行き、ご飯がとてもおいしかった」と満喫している様子。「韓国料理は何がおいしいですか?」と客席に問いかけると、サムゲタンとの声があり、「今日はサムゲタンを食べに行きます」と声を弾ませていた。
映画監督を志す健司(坂口)とモノクロ映画の中から現実世界に飛び出してきたあこがれのヒロイン・美雪(綾瀬はるか)のピュアな愛を描いた本作。会見場で撮影現場に関する質問が記者から飛び出すと、坂口は「撮影現場は映画のようにとても優しい空気に包まれていました。自分が演じる健司は現実世界の人間で、美雪はファンタジーの世界の人間。自分の想いが中途半端だとファンタジーを壊してしまうので、カメラが回っていないところでも、綾瀬さんを意識していた」と役に没頭したエピソードを披露。
その一方で、実際に会ってみたい映画のキャラクターについて質問が及ぶと「実写映画だと現実に会える可能性があるじゃないですか。自分はジブリ作品が好きで、中でも『風の谷のナウシカ』のナウシカが大好きで、彼女に会えるなら話をしてみたい」と意表を突く回答。
ところで、坂口は2017年7月クール「ごめん、愛してる」(TBS)や連ドラ初主演を務めた今年4月クールの「シグナル 長期未解決事件捜査班」(関西テレビ・フジテレビ)など韓国ドラマのリメイク作品が続いているが、その魅力を以下のように語った。「韓国ドラマは、俳優だったり、カメラだったり、演出だったり、とにかく観ている者に伝わってくるエネルギーがすごいんです。このエネルギーが衝撃的で、リメイクとして出演するのであれば自分もそうありたいし、それ以上のエネルギーを皆さんに伝えたい」
ちなみに坂口といえば、韓国人俳優のソ・ガンジュンに似ているとファンの間で有名。坂口自身も共演したい韓国人俳優にソ・ガンジュンを挙げ「彼のことはあまり知らなかったのですが、何か縁を感じます。いいタイミングで会いたい」とアピール。好きな韓国映画は「ヒューマンドラマをきちんと描いていて、ゾンビが出てきたりと、とにかく面白くて凄い」と『新感染 ファイナル・エクスプレス』を挙げていた。映画『今夜、ロマンス劇場で』は、7月11日より韓国で劇場公開される。(取材・文:土田真樹)