三浦友和『Mr.インクレディブル』14年ぶり新作に本音をポロリ!
5日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行なわれた映画『インクレディブル・ファミリー』完成披露舞台あいさつに、日本語吹き替え版声優を務めた俳優の三浦友和が出席。前作同様、元ナンバーワンヒーロー“Mr.インクレディブル”ことボブ役を担当した三浦は「前作から14年経っていて、もう(続編は)ないと思っていたので、オファーをいただいてうれしかった」と笑顔で語った。この日は、黒木瞳、子役の山崎智史も登壇した。
本作は、2004年に製作されヒットを記録したディズニー/ピクサーのアニメ『Mr.インクレディブル』の続編。全米では6月15日に公開されると、オープニングの興行収入が全米歴代アニメーション作品のナンバー1に輝く大ヒットを記録した。三浦は「時間が空いていたので、声優さんは違う人になるのかなと思っていました。14年も経てば声も変わりますしね」と本音トークを展開すると、イラスティガールことボブの妻・ヘレン役の黒木は「わたしはまたイラスティガールができるんだと思うとうれしかったです」と満面の笑みを浮かべていた。
また、三浦とボブの共通点を聞かれた黒木は「家族思いで優しいところ。あとは包容力ですね」と語ると「ヘレンがイラスティガールとして活躍できるのも、ボブの包容力があるからこそですから」と一家の大黒柱として高い評価をする。そんな三浦は「劇中、ボブのイクメンな一面が出てくるのですが、僕も子育ては30代で経験しているので、その部分は似ているかもしれません」と自己評価。
一方、黒木とヘレンの共通点を問われた三浦は「黒木さんはヘレンそのもの、外で活躍して、家庭も大事にされている」と賞賛すると、黒木は「友和さんに目を見て言われると、もっと頑張らなくてはという気持ちになります。わたしはヘレンほど勇敢ではありませんが、夫を愛しているところは似ているかもしれません」と発言。すかさず「ここ笑うところですからね」と黒木自らツッコミを入れて客席を沸かせていた。
また、家族の一致団結がテーマの本作。三浦は「うちには30代の息子が二人いますが、普段は盆と正月しか帰ってきません。でも、3・11(東日本大震災)のときは、二人とも実家に戻ってきてくれました。そういうことが団結なのかなと思います」と語ると「この映画は、すごく簡単に言ってしまうと壮大なホームドラマ。スーパーパワーを除けば、どこの家庭でも起こりうることを描いているんです」と誰もが身近に感じられる作品であることを強調していた。続編では、平穏な日々を送ろうとしていたMr.インクレディブル一家の日常が、妻のヒーロー活動復帰を機に変化するさまを描き出す。(磯部正和)
映画『インクレディブル・ファミリー』は8月1日より全国公開