趣里&菅田将暉共演『生きてるだけで、愛。』初日は11.9 特報公開
芥川賞作家で劇作家・演出家の本谷有希子の同名小説を映画化する『生きてるだけで、愛。』の初日が11月9日に決定し、併せて特報が公開となった。特報には、趣里と菅田将暉演じる恋人たちの波乱含みの同棲生活が収められている。
先ごろ終了した連続ドラマ「ブラックペアン」(TBS系)の“猫ちゃん”ことクールな看護師・猫田麻里役も記憶に新しい趣里が主演を務める本作。過眠症で引きこもり気味なヒロイン・寧子(趣里)と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れる津奈木(菅田)、もがきながらも懸命に今を生きる男女の愛を描く本作の特報は、「多分、私たちが分かり合えたのなんて、ほんの一瞬ぐらい」という寧子のナレーションでスタート。
涙を流し津奈木に寄り掛かる寧子や、絶叫して暴れる寧子を背後から抱きしめる津奈木など、コミュニケーションが困難な2人の不穏な日常が切り取られている。
映画音楽作曲家・シンガーソングライター、世武裕子の「あわい あまい めまい」と韻を踏みながら紡がれていく楽曲「1/5000」が、まるでミュージックビデオのように映像と調和。建物の屋上でぼんやりと遠くを眺める寧子、カメラ目線の津奈木、どこか憂鬱そうな趣里と菅田の表情も印象的だ。(編集部・石井百合子)
映画『生きてるだけで、愛。』は11月9日より新宿ピカデリーほか全国公開